■1号店は1日に1000個完売!
「(食)盛岡製パン」は、盛岡のコッペパンサンドを販売する “コッペパン専門店”。2017年4月に1号店を千葉県市川市の行徳にオープンし、1日1000個のコッペパンサンドが完売する行列店となっています。コッペパンは、岩手県産小麦「ゆきちから」を配合し店内で焼き上げています。ふっくらとした食感が特徴のコッペパンにクリームやジャムをはさんだ“お菓子コッペ”(160円~)や、たまごやコンビーフ、盛岡じゃじゃ麺などのおかずをはさんだ“おかずコッペ”(240円~)など20種類以上が揃います。
■驚きのビジュアルとボリューム!
2号店となる狛江店は、小田急線狛江駅から徒歩約2分のところにあります。大きな赤い屋根と「(食)」「盛岡」と書かれたちょうちんが目印。店名の「(食)盛岡製パン」というネーミングについて、代表取締役の大舘さんによると「昔なつかしのコッペパンというイメージを大切にした」とのこと。ちなみに「(食)」は発音しなくてよいそうです(笑)。
厨房も入れて約9坪というこぢんまりした店内には、具材や商品が所狭しと並びます。お客さん2~3人でいっぱいになってしまうくらいの広さ。レジで注文すると、その場で具材を入れて提供してくれるスタイル。注文したものを目の前で作ってもらえるのって、ちょっとワクワクしますよね。
25種類あるメニューのなかから、今回は狛江店限定のおかずコッペ「お子様ランチ」(460円)と、行徳店でも人気の「前沢牛コロッケ」(460円)を注文。コロッケはともかく、お子様ランチって一体何が入っているんだろう…。
注文して数分後、完成したのがこちら。見てくださいこの豪快さ! はさまりきらないんじゃないかと思うほどの具材の多さ。食べる前に写真を撮ろうとしてつかんだら、思わず落としそうになったほどのズッシリ感。いや~、あぶないあぶない。昔、給食で食べた軽くてフカフカのコッペパンのイメージががらっと変わったかも。このビジュアルとボリューム、なかなかにそそられますよね。ということで、撮影もそこそこに、さっそくいただきます。
■このビジュアルはまさに“お子様ランチ”
まずは「お子様ランチ」から。右半分にナポリタンスパゲッティ、左半分にたまごペーストがたっぷり。これだけでも十分ボリュームがあるのに、さらにミートボール2個、タコさんウインナーまで乗っています。もう“好きな食べ物全部のせ”状態で、とにかく豪華! お皿がコッペパンになって、その上に具材がたくさん乗っているイメージです。どこから食べるか迷ったけど、行儀悪いと思いつつ両端から一口ずつガブリ!
ふっくらとしたプレーンなコッペパンに、それぞれの具材が絶妙にマッチ。これだけいろいろ入っているにもかかわらず、具材の味つけが濃すぎないからなのか、味同士がケンカしないのが不思議。食べ進めていく途中でミートボールやタコさんウインナーに出あうと、なんだかうれしくなってしまう。ひと口ごとに反対側の具がこぼれないか確認しつつ食べたくらい、具がぎっしりです。いろんな味が楽しめて、飽きずに完食できるコッペパンサンドでした。
続いて「前沢牛コロッケ」をガブリ。千切りキャベツに、照り焼きソースをあわせた岩手特産の「前沢牛」を使ったコロッケがまるごとひとつ乗った、惣菜系の王道コッペパンサンド。ふわっとしたコッペパンにシャキッとしたキャベツ、ジューシーなコロッケ、サクサクの衣の食感が一度に楽しめます。注文を受けてからコロッケにソースをかけるので、ソースのしみ込み具合がちょうどいいのもポイント。コロッケひとつが大きく、想像以上の食べごたえ。これは人気なのも納得。
正直コッペパンってどこか“おやつ”のイメージがあったけど、「お子様ランチ」しかり、このボリュームはもう“ごはん”です。なんといってもこのお値段でこの満足感! サクッとごはんを食べたいときにもぴったりです。
■お菓子系だって盛岡らしく!
このほか、甘いコッペパン「お菓子コッペ」も見逃せません。「いちごジャム」(180円)や「たっぷりカスタード」(190円)といったいわゆる定番系メニューのほか、岩手県特産の「南部一郎かぼちゃ」を使ったものや、「南部せんべい」とチョコレートを合わせたものまで種類豊富! 自分用にはもちろん、おみやげにも喜ばれること間違いなしです。どの商品もボリューム満点なので、いろんな味を楽しみたいときは数人でシェアするのがおすすめ。売り切れ次第終了なので、お目当てのコッペパンがある人はお早めに!
▼(食)盛岡製パン 狛江店
東京都狛江市中和泉1-1-1
10時~19時(売切れ次第終了)
年中無休
>> (食)盛岡製パン
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(取材・文/南場みなみ)
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