iPhoneのLightningコネクタに付けるストラップの使い方を考えてみた

■スイッチでカチャっと固定する仕組み

Lightningコネクタに端子を挿入しただけでは、ちょっとした力で抜けてしまいます。毎日充電器を使っている人ならわかりますよね。

そこで、同ストラップの端子には、カギが付いています。スイッチをカチャっと入れると、端子の先端から小さい金具が左右に飛び出す仕様。このロックがかかった状態では、ちょっとやそっとじゃ落ちません。

▲Simplism「Lightningコネクター用ネックストラップ(TR-LSI-WT)」。先端の「+」印のあるスイッチでロックの操作を行う

スイッチの部分に赤い印が見えますが、これが見えなくなるように押し出しましょう。

▲スイッチをカチッと切り替える。先端から小さな金具が出てくる(上記写真だと、赤丸で囲った部分)。なお、取り外すときには、かならずロックを解除してから行おう

カラーは10色展開。今回は白を選択しました。ケーブルはシリコン製で、埃がつきにくいようなコーティングも施されています。少しの期間放置しておいても、汚れはそれほど目立ちません。アジャスター式になっているので、長さの調整はある程度自由に行えます。

 

■いきなり想定外! iPhone 7で使えない

で、早速iPhone 7に試してみたんですが......

▲iPhone 7で試すと......

なんと刺さらない! というか、ギリギリ刺さったけど、スイッチがカチャっとならない。

おそらく、防水・防塵に対応したからLightningコネクタ内の形状が変わったのでしょう。製品紹介では、「Lightningコネクタを搭載する全ての端末」が対象となっていましたが、要注意です。

仕方がないので、手元にあったiPhone 6/6 Plus/SEで試してみました。こちらは問題なく使用できました。

▲Plusを首から下げるとこんな感じに

ただし、iPhoneのモデル問わず、ケースに入れた状態だと、端子部分がコネクタ内に刺さらなくなることもあるので、ご注意を。

▲iPadもこの通り

ケーブルはビヨンビヨンと伸びます。強度もそこそこあるので、iPadくらいは固定できるでしょう。もちろん何かの拍子でケーブルが切れたり、コネクタが外れたりする可能性はゼロとは言い切れませんので、使用は自己責任でお願いします。

 

■「AirPods」のケースにちょうど良いかも

さて、筆者がイメージしていた使い方はこちら。Apple純正のフルワイヤレスイヤホン「AirPods」を持っている場合には、そのストラップとして使えるのではないかと……。

▲「AirPods」のケースにもLightningコネクタ端子があるので、ここに接続するのもありだ

試してみたところ、カチッとハマりました。

上記の写真ではデフォルトの長さで首から下げているので、少し違和感があります。しかし、もちろんケーブル部分のみを交換して、短いキーホルダーなどを接続すれば、日常的にも使いやすくなるでしょう。

筆者のAirPodsのケースは、何度かコンクリートの床に落として傷ができてしまっています。綺麗に使うには、こうしたストラップの使用も検討したいですね。

*  *  *

同製品は、iPhone・iPadを仕事中に持ち運ぶことが多い人、AirPodsにキーホルダ―を取り付けたい人におすすめ。しかし、iPhone 7以降の防水対応のLightningコネクタには付けられないので、ご注意ください。

>> Simplism

 


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(取材・文/井上 晃

いのうえあきら/ライター

いのうえあきら/ライター

スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。

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