■普通のハンドソープと見た目は同じ
今回購入したフィッシュソープは、80ml入りのチューブタイプです。価格は920円(税別)。普通のハンドソープに比べるとなかなか割高ですが、釣り人向けとは思えないような柔らかい印象のパッケージです。
中身はハンドソープというよりも、洗顔フォームに近い状態です。このフィッシュソープには、こんにゃく由来の天然素材のスクラブが入っており、それによりさっぱりとした洗い上がりになるのだとか。また、銅や茶葉エキスなどの消臭・殺菌成分も含まれています。
フィッシュソープはニオイやぬめりに強いのが売りですが、石油系の界面活性剤は使用しておらず、無着色となっています。さすが釣り人のための石鹸とあって、環境にもきちんと配慮されているんですね。
■サンマを捌いた手のニオイはどうなる?
今回捌くのは10匹のサンマです。今年はさんまが不漁で騒がれていますが、やっぱり食べたくなりますよね。塩焼きはもちろん、ソテーにしたりつみれ汁にしたりと、いろんな食べ方ができるのもサンマのいいところ。
そんなサンマを刺身にした手はやっぱり生臭く、脂でぬめぬめしています。おいしいものを食べるには仕方ないと思いつつも、「いつもなかなかニオイが取れないのが困っている」と友人も話しています。
そこで、さっそくフィッシュソープの出番! 適量を手に取り、少しの水で泡立てていきましょう。
普通のハンドソープよりも泡立たちは弱いのですが、石鹸ならではのいい香りもして、この段階では至って普通のハンドソープと同じです。洗い終えたら水でしっかり流します。
洗い終えた手のニオイをかいで、手を洗っていた本人もびっくり。そう、まったく魚の生臭さがしないんです。私も実際にニオイをかいでみましたが、石鹸のいい香りだけがしています。ぬめりも一切残っていないですし、これはなかなか画期的です。
筆者はこれまで生臭さやぬめりが取れないときには中性洗剤で手を洗っていたのですが、肌に悪いだろうなと思っていたので、こういったハンドソープがあるのは料理好きにとってはかなり心強いはず。今回使ってもらった友人も、「絶対次からこれを買う!」とその魅力にとりつかれていました。
釣りをする人はもちろん、自宅で魚料理をすることが多い人もぜひストックしてほしいフィッシュソープ。「手が臭くなるから魚は捌きたくない」という人も、これがあれば気軽に魚を家で調理したくなること必至です!
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(写真・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。
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