■シーズニング不要ですぐに使えるのが魅力
LODGEは1896年にアメリカのテネシー州で生まれた鋳鉄メーカーで、現在150種類以上のスキレットやダッチオーブンなどの鋳鉄製品を製造しています。
今回使用した「スキレット10 1/4インチ」は、10.5インチ、内径約26cmのスキレットです。3~4人分の料理を作るのに最適なサイズで、両手で持てるようにハンドルが付いています。価格は4968円。このサイズになると重さは2.54kgあり片手で持ちづらいため、ハンドルが付いているのは、かなりありがたいですね。
また、IH対応となっているので、アウトドアだけでなく家庭用のコンロでも気兼ねなく使えるのが魅力です。
LODGEのスキレットが初めてスキレットを使う人におすすめな理由のひとつに、工場出荷時に安全な食油で慣らし済みな点があります。お湯で洗うだけですぐに使い始められるので、面倒な慣らし作業をする必要がありません。食油なので口に入っても無害というのも安心です。
■スキレットで蒸し焼きハンバーグに挑戦
今回はちょっと手抜きして、スーパーで売られている成型済みのハンバーグを使いました。参考にしたのは公式ホームページに出ている「紙包みハンバーグ」のレシピ。LODGEのホームページには同社製品を使ったレシピが充実しているので、買ってすぐにいろんなrecipeを試せるのがいいですね。
用意したのは以下の材料です。
- 成型済みハンバーグ 2個
- 玉ねぎ 1個
- きのこ 適量
- だし醤油 大さじ2程度
- 大葉 2枚
- 大根おろし 適量
- 油 適量
あとは、ハンバーグを包めるサイズのクッキングシート2枚を用意してください。
スキレットに油をひき、ひと口大に切ったきのこと玉ねぎを炒めます。炒め終えたらお皿に移しておきましょう。
続いて、熱したスキレットでハンバーグの両面をこんがり焼き、フタをして弱火で火を通します。
フタには「スキレット カバー10 1/4インチ」(4968円)を使用しました。スキレットと同じサイズのフタを合わせて買っておくと、料理の幅が広がるのでおすすめです。
裏面には突起があり、蒸気が液化してその突起を伝って料理に落ち、旨みを逃さないよう工夫されています。こういう細やかな配慮は老舗メーカーならではですね。
あとは、クッキングシートにキノコ、ハンバーグを入れ、だし醤油を加えて包みます。温かいスキレットに戻して蒸し上げたら、最後に大葉と大根おろしを載せて完成です。
普通のフライパンでハンバーグを焼いたときに比べ、ふっくらジューシーに仕上がっているのが特徴。そんなに高くないひき肉を使っていても、普段食べるハンバーグよりも肉の旨みが感じられるような気がします。
この肉の味わい深さは、5mmという熱伝導性の高い鋳鉄製だからこそなせるワザ。食材を入れても温度が下がりにくく、温度ムラが少ないという効果があるそうです。