もう1台の試乗車、レヴォーグ 1.6 STIスポーツ アイサイトは、足まわりを含めてSTIがトータルチューンした、いわばデモカー。スバルファン垂涎の個体です。
すでにレヴォーグを購入し「どのように手を入れていこう…」と手ぐすね引いているオーナー向けに、具体的にパーツを挙げていきましょう。
まずオススメなのが、STIパフォーマンスパッケージ(19万7532円)。前後左右の空力パーツ(STIスタイルパッケージ)をはじめ、フレキシブルタワーバー、フレキシブルロードスティッフナーなども装着されるセットメニュー。体幹トレーニングのファーストステップといったところでしょうか。これに、STIフレキシブルサポートサブフレームリヤ(3万1320円)をプラスすれば、万全でしょう。
見た目の迫力をより重視する場合は、STIルーフエンドスポイラー(3万9960円)、流行の空力パーツを選ぶなら、STIフロントバンパーカナード(2万7000円)、リアビューのルックスを締めたい向きには、STIエキゾーストキット(中間パイプ+マフラー)(19万4400円)が用意されます。
サスペンションの強化には、STIラテラルリンクキット(5万4000円)、STIコイルスプリング F/R(3万8880円)。ストッピングパワーアップには、STIドリルドディスクローター F/R(9万2880円)、STIブレーキパッド F/R(3万8880円)。19インチのアルミホイールにも、もちろんSTI仕様があります(21万6000円/4本)。
そのほか、細かいアイテムも多数用意されているため、STIパーツ・フル装備までの道乗りは長いですが、個々の価格を見ていくと、それほど無茶な金額ではありません。毎月の“愛車貯金”をSTIパーツに割き、コツコツと愛車を仕上げていくといいのではないでしょうか。
もし、パートナーの方から「チューニング、何それ?」とか「クルマの体幹を鍛えるって、ワケ分かんない」などと懸念を表明される恐れがある場合は、試しにSUBARUディーラーへいっしょに行ってみてください。「たった10分でクルマが変わる!? これがクルマを鍛える体幹トレーニング」という、しゃれた小冊子が用意されているはずです。ふたりでじっくり内容を確認し、納得ずくで愛車のチューンを進める。それが、家庭内安全運転の秘訣です…なんちゃって。
(文&写真/ダン・アオキ)
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