簡単なのにコーヒーの味がブレない!「フレンチプレス」3つのポイント

■コーヒーの味が安定する「フレンチプレス」

「フレンチプレス」とは、ポットにコーヒー粉とお湯を投入したあと、コーヒー粉をフィルターで“濾して”コーヒーを淹れる方法です。

▲コーヒー粉を濾すフィルター

ドリップコーヒーのように、お湯をドリップする技術が必要ないため、初心者でも安定した味のコーヒーを作れるとされています。今回はボダムが販売する「CHAMBORD フレンチプレスコーヒーメーカー(0.35L)」という製品を使って試してみました。

 

■コーヒー粉の量をしっかり測ろう

フレンチプレスでは、ポットにコーヒー粉とお湯を投入し、コーヒーを抽出するまでを4分で完了します。多少の誤差は構いませんが、4分より抽出時間が短いと味が薄くなり、逆に抽出時間が長過ぎるとコーヒーに苦みや酸味、えぐみが生じる可能性があります。なので、ストップウォッチやスマホで時間を計りながら作るのがおすすめです。

それでは、さっそく作っていきます。まずは、ポットにコーヒー粉を投入。コーヒー粉は、中~粗挽きのものを用意してください。今回はポットいっぱいにコーヒーを抽出することを前提に、コーヒー粉17gを使いました。粉の量はあくまで"お好み”ですが、しっかり量ることが味の安定につながります。

▲中~粗挽きのコーヒー粉を投入

次にお湯を投入します。ネットで調べたところ、フレンチプレスでは2回に分けてお湯を入れるのがよいそう。ケトルをぐるぐる回しながら、1回目のお湯を注ぎます。

▲ポットにお湯を注ぐ(1回目)

1回目のお湯を注ぐとポットの中身は下の画像のように分離されます。こうした過程を見られると、実験をしているようで楽しいですね。

30秒ほど経ったら、再びお湯を注ぎます。お湯は、コーヒーが取手の高さ(矢印のあたり)に達するまで注ぎましょう。

▲ポットにお湯を注ぐ(2回目)

ここまでの過程を終えたらポットにフタをし、最初のお湯投入から4分経ったタイミングでツマミを押し下げてください。

▲お湯の投入から4分経ったらツマミを押し下げる

 

■4分経った! 味はいかに?

以上でフレンチプレスでの抽出は完了です。さっそくカップに注いでみましょう。

コーヒーは、「コーヒーには砂糖とミルクをたっぷり入れる」派の筆者でも、ブラックのままゴクゴク飲める仕上がりに。ほどよい酸味や、コクを味わえました。ですので、フレンチプレスでコーヒーを作った場合は、まずはブラックで飲むことをおすすめします。「コーヒーってこんな味がしたんだ!」と小さな感動を味わえますよ。

ちなみに、この成功が“偶然”でないことを願い、このあと何回か同じ方法でコーヒーを淹れてみたのですが、ほぼ安定した味のコーヒーに仕上がりました。

▲出来上がったコーヒー

今回気をつけたのは、「コーヒー粉の分量をしっかり量る」「お湯を2回に分けて投入する」「全行程をだいたい4分間で行う」の3点。

お湯の量に関しては、毎回同じ目印のところ(ポットの取手部分)まで注ぐよう心がけましたが、本当はもっと正確に量った方がいいのかな、とも思いました。しかし、いままでこの量り方で作ったコーヒーに、大きな味の"ブレ”は感じられなかったので、神経質になりすぎないことが、フレンチプレスを楽しむポイントに感じられます(お湯とコーヒー粉の量がまちまちだと、味に"ブレ”が出ることは事実です)。

ちなみに、フレンチプレスは備品が多くお手入れが大変なイメージがありますが、「CHAMBORD フレンチプレスコーヒーメーカー」のフィルターはコーヒー粉が詰まりにくいためか、洗う手間は思ったほどかかりませんでした。お手入れまで楽となると、もうフレンチプレス以外の方法には戻れない気すらします。

*  *  *

「CHAMBORD フレンチプレスコーヒーメーカー(0.35L)」の販売価格は4320円。小さめのコーヒーカップなら2杯分のコーヒーを作れます。ほかに、0.5リットルと1リットルサイズのものがありますが、自分ひとりで使うなら0.35リットルサイズで十分でしょう。フレンチプレスですてきなコーヒーブレイクを楽しんでください!

>> ボダム「CHAMBORD フレンチプレスコーヒーメーカー」

 


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(取材・文/神戸紅実子

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かんべくみこ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。

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