AIoTに対応した新「ヘルシオ ホットクック」を使ってわかった3つの進化点

その1:メニューを追加できるのは無線LAN搭載モデルならでは

従来機である「ヘルシオ ホットクック KN- HT24B」の自動調理メニューの数は119種類でした。これだけあれば十分かと思いきや、実際の購入者からは「もっとメニュー数を増やしてほしい」という声もあったそう。

そこで、新モデルでは無線LAN機能を搭載し、シャープ独自のAIoTクラウドサービス「COCORO KITCHEN」に接続できるようになりました。これが最大の進化ポイント。本体に内蔵された130の自動調理メニューに加え、COCORO KITCHENからも新たなメニューを追加することが可能になっています。

クラウド上には内蔵メニューに加えて100メニュー以上あるそうで、これらを本体にダウンロードできます。「無水カレー」だけでも、グリーンカレーやキャベツカレーなどさまざまなレシピが用意されているので、料理のレパートリーが増えそうですね。

スマホやタブレットの専用アプリ「COCORO KITCHEN」を使えば、出先からメニューをダウンロードしたり、予約時間を変更したりもできます。アプリと上手く組み合わせて活用しましょう。

無線LAN機能を利用するには、Wi-Fi環境が必要です。とはいえ、接続方法はとても簡単。

「設定」画面を表示したら、「無線LAN ON/OFF」を選択してONにし、画面上の指示どおりにWI-Fiルーター側のプッシュボタンを押すだけ。少し待てば自動でWi-Fiにつながります。

 

 

その2:本体で直接レシピを検索できる

筆者がこれまでいろいろなメーカーの電気調理鍋を使ってみて面倒に感じていたのが、同梱されるクックブックを見てメニュー番号を確認しなければならない点です。また、自宅にある食材で何が作れるのかがすぐにわかりづらいのも、毎日使う調理家電としてはやや利便性に欠けると感じていました。

そんな課題を新モデルではしっかり解消してくれています。2.2インチから3.0インチへと大きくなった操作画面を見ながら、カテゴリーや食材などでのメニュー検索ができるようになったんです。

「カテゴリーで探す」を選択してみると、「煮物」や「カレー・シチュー」などのカテゴリーが表示されます。

今回は肉系の煮込みが作りたい気分だったので、「煮物」→「肉」の順に絞り込んでいくと、肉を使った煮物が出てきました。普段はなかなか作らない「スペアリブの煮込み」もヘルシオ ホットクックなら簡単に作れるんですね。

4人分で用意する材料は下記の通り。

  • スペアリブ 800g
  • 玉ねぎ(薄切り) 1個
  • バルサミコ酢 大さじ3
  • しょうゆ 大さじ2
  • はちみつ 大さじ1・1/2
  • ケチャップ 大さじ1・1/2
  • にんにく(すりおろし) 適量
  • 生姜(すりおろし) 適量

まずは本体に「まぜ技ユニット」をセットします。このまぜ技ユニットにより、加熱の進み具合に合わせて330通りの混ぜ方を実現してくれるんです。

続いて内鍋にすべての材料を入れ、本体にセットします。

この日は日中に外出の予定があったので、夕食用として17時30分に完成するよう予約調理を設定してみました。従来機では12時間までしか設定できませんでしたが、新モデルは15時間まで設定可能。朝6時にセットして、夜8時に完成するよう設定できるので、忙しい人には本当におすすめです。

こちらが完成したスペアリブの煮込みです。肉がホロホロになっているのですが、上手くかき混ぜてくれていたので骨から外れていません。とくにいいお肉を使わなくてもビストロの味が再現できているのはさすがヘルシオ ホットクック!

【次ページ】材料の読み上げや作り方のポイントも教えてくれる

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