■8くらいのサイズで、8 Plusよりも大画面に
iPhone Xのサイズを、8/8 Plusと比べてみると、小さい方から8、X、8 Plusと並びます。しかし、画面のインチ数は、それぞれ8(4.7型)、8 Plus(5.5型)、X(5.8型)となり、Xが最大に。
実際に手に持った印象としては、Xの方が、8よりも若干厚みと幅、重さを感じます。しかし、iPhone 6~7に既に慣れている人にとっては、ほとんど違和感なく扱えるサイズでしょう。
■ガラスの反射を活かした美しさ
iPhone Xは前面・背面ともにガラス素材を使用。そして、側面をステンレススティールが囲みます。双方は継ぎ目なく弧を描いてつながり、両素材の持ち味を生かしています。
使用されているガラス素材は、Appleが「これまでスマートフォンに採用されたものの中で最も耐久性のあるガラス」と表現するもの。そして、ステンレススティールは医療用に用いられるグレードを採用しています。
ガラス素材を使用することで、ワイヤレス充電が可能になりました。Qi(チー)に対応する充電パッドがあれば、その上に端末を置くだけで充電が可能です。
■有機ELのディスプレイは綺麗なだけじゃない
シリーズで最も高精細な「Super Retina HDディスプレイ」を搭載。有機ELを採用していて、ベゼルを除くほぼ全面がディスプレイになっています。ただし、上部のインカメラ(TrueDepth)部分が凹型にくぼんでいるのがユニークです。
解像度は2436×1125ピクセル、458ppi。iPhone 8が326ppi、8 Plusが401ppiなので、画素密度もずば抜けていますね。
また、P3の広色域ディスプレイなので、色の再現性にも優れています。さらにコントラストは1,000,000:1。暗さと明るさを鮮明に表現できます。HDRコンテンツにも対応。
視野角も広く、斜めから覗き込んだときにも、変な色になったり、暗くなったりしません。
そしてもうひとつ、筆者が気になったのは、画面が水に濡れたときの操作性。濡らした指でメモアプリに手書き文字を書いて比較したところ、iPhone Xでははっきりと、かつ滑らかに文字が書けました。
一方、iPhone 8(あるいは従来のiPhone 7)では、画面が少しでも濡れていると、上手く操作できなくなります。どちらもIP67等級の防水性能を備えますが、こうした細かいところにiPhone Xとの差があります。
■ケースを付けるとガラッと印象が変わる
アップル純正のケースを装着すると、見た目の印象はガラッと変わります。筆者は「iPhone Xレザーケース‐サドルブラウン」(5800円+税)の色味に一目惚れし、既に購入していたので、こちらを装着。
また、フリップタイプの「レザーフォリオ」(1万800円+税)や、「シリコンケース」(4800円)もあるので、気になる人はチェックしてみてください。