1996年、「IBA 世界カクテルコンクール」で日本人初の世界チャンピオンとなり、2000年に「STAR BAR」を東京・銀座一丁目にオープン。2014年に「黄綬褒章」を受賞した岸氏は、今なお世界中のBARシーンに影響を与え続けています。今回、岸氏によって新たに考案された2つのオリジナルカクテル「Starlight」と「Sakura Fubuki」は、どちらも日本の美しい風景を想起させる珠玉の一杯になっています。
そして、この2つのカクテルと岸氏の監修から生まれたのが、セイコー プレザージュ「STAR BAR 限定モデル」です。セイコー プレザージュは、本格機械式時計ならではのディティールと、日本の伝統工芸にテクノロジーを融合させたラインナップが魅力のブランドです。さっそく4種類の数量限定モデルとカクテルの関係を見ていきましょう。
■オリジナルカクテル「Starlight」
■オリジナルカクテル「Sakura Fubuki」
どちらも息を呑むほどの美しさ。1杯ずつ頂きましたが、口当たりの良さとBAR特有の雰囲気も相まって、あっという間に酔いが回ってきました。
■時計とBAR、日本の伝統を重んじる文化の融合がもたらす贅沢な時間
岸氏は、今回のセイコー プレザージュ限定モデルの共同開発について、「日本式のBARというのは世界で流行っていまして、和包丁や日本のシェイカー、氷をカットする技術など、海外のBARではあまり見られない丁寧なバーテンディングが注目を集めています。そんな中、海外から来られたお客様にもセイコー プレザージュの“真摯なものづくり”というコンセプトは魅力的ですし、私も日本の匠のひとりとして、今回の企画にご一緒させていただけたことに誇りを感じています」とのこと。
岸氏の言うように、100 有余年に渡る機械式時計作りの伝統とノウハウを受け継ぐ「セイコー プレザージュ」は、漆や琺瑯(ほうろう)といった日本の伝統工芸を取り入れたブランド。1900年代初頭に国産初の腕時計「ローレル」を発売以来、機械式時計作りの技術開発と技能向上に邁進し、1960年代後半には、スイスの精度コンクール(機械式腕時計部門)において、世界トップレベルの座を獲得しています。
そんな趣のある両者から生まれた今回の「STAR BAR限定モデル」は、静かに時の流れを楽しむオトコの趣味にぴったりマッチすると感じました。機械式時計作りの伝統を重んじつつ、新たな価値の探求を掲げる両者の真摯なものづくりの精神を感じつつ、贅沢なひとときを過ごしてはいかがでしょうか。先行展示は12月25日(月)まで。オリジナルカクテル2種はいつでもオーダー可能です。
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