2010年、マツダは新たな自動車技術群として“SKYACTIV(スカイアクティブ)テクノロジー”を発表しました。
その一環として、翌2011年には、世界一の高圧縮比を誇る新型ガソリンエンジン“スカイアクティブ-G”を発表し、「アクセラ」に初搭載。さらに翌2012年には、「CX-5」に初搭載した世界で最も低圧縮比のディーゼルエンジン“スカイアクティブ-D”で、高価な排ガス浄化装置を使わなくても高い環境性能と力強い走りの両立を実現しました。
そんなスカイアクティブ-G、スカイアクティブ-Dに続く第3の存在が、2017年夏に技術発表したガソリンエンジン“スカイアクティブ-X”。このエンジンの特徴を簡単に説明すると、高回転まで回り暖房性能が高く、そして排気ガスもクリーンというガソリンエンジンの美点と、好燃費で高トルク、そして、レスポンスの良さというディーゼルエンジンの美点を融合したもの。双方の美点をクロスオーバーしていることから、スカイアクティブ-Xと名付けられました。
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