わずか15分!火の番入らずの電気圧力鍋でつくった「豚の角煮」がうまい!

■準備は簡単、材料を入れれば放っておくだけ

準備する食材は、

・豚バラ肉
・砂糖
・酒
・しょうゆ
・みりん
・長ネギの青い部分
・生姜
・ウーロン茶

スーパーですべて揃う食材です。豚肉は3cm、ネギ、生姜などザクザク切っておきます。

▲材料をテキトーに切って、全部放り込んでおくだけ

材料が準備できたら、背面にあるロックピンを引きながらフタを回してフタを開け、付属の鍋に入れてしまいます。最初から材料は全部入れておいてOK。大きさもそんなに気にする必要はありません。

▲ロックピンを引きながらフタを回して開けます

あとはフタをして、加圧時間を15分に設定して、ただ待つのみ。「これだけ?」という感じです。

■調理中、火の番をしなくてもいい

加圧調理時の圧力はマイコン制御で火加減を調整してくれるため、火の番をしなくてもよいメリットがあります。

いままで我が家では、ガスで使う圧力鍋を使用していましたが、火力の調整が少々面倒でした。通常は圧力調整弁が働き始め、ピンが上がってきたら“とろ火”にする必要があります。ここで火が弱すぎると、圧力がほぼかかっていない状態になり、時間がかかることに。かなり重いということもあって出し入れが面倒になり、持ってはいるものの圧力鍋をいまひとつ使いこなすことができていません。

しかし、「SP-D121」ではそんな心配は不要。内鍋が軽くて扱いやすく、準備も簡単です。材料を入れたら出来上がりを待つだけなので、火加減を見ることなく、他の家事ができました。この間に熱燗を準備しておく……なんてこともできるので、ブザーが鳴るまで、別のことをしながら待ちましょう。

▲スタートをすれば、あとは勝手に調理してくれます。とってもラク!

ただ、ブザーが鳴っても、すぐにフタを開けられないのが「圧力鍋」の面倒なところ。鍋の中は圧力がかかった状態なので、圧力が抜けるまでに少々時間がかかります。圧力表示ピンが下がるまで、じっと我慢です。角煮の場合は5分ほどでピンが下がりました。

さあいよいよ、フタをオープン!

■カチカチのバラ肉が柔らかくなっていた!

フタを開けたところ、しっかり煮込まれた感じがする「豚の角煮」になっていました。お皿に移し、箸をいれてみると、煮込む前はかなり硬くてカチカチのバラ肉でしたが、やわらかくなっていました。

▲何時間も煮込んだような感じに!

ウーロン茶を使っているせいか、さっぱりしています。個人的にはもう少しやわらかめが好きなので、あと5分ほど加圧したいところ。味も好みかもしれませんが、お酒に合わせるのなら、もう少ししょうゆを足してもいいかなと思いました。

▲家で簡単に豚の角煮が食べられるなんて最高!

▲お酒に合う、さっぱりとした角煮

材料を切るところから始めて、今回はトータル30分ほどで完成。バラ肉は600グラムほど入れて作りましたが、食べきれなかったので翌日に楽しむことにします。明日はさらに味がしみて美味しくなりそう。

豚の角煮は定番ですが、居酒屋などで頼むと割りと高いおつまみ。でも今回は、100g/100円の特価品のバラ肉を使ったので、心おきなく食べられました。これがあれば、家で美味しくお酒が飲めそうですね。

■豚の角煮だけじゃなく、カレーやポトフも得意

今回は豚の角煮で試しましたが、他にもいろいろ作ることができます。プリセットメニューはカレー、肉じゃが、ポトフ、白米、玄米。炊飯器としても使うことができます。白米と玄米のみ、最大12時間のタイマーも使えます。

▲内鍋は炊飯器とそっくり。深いのでたっぷり作ることができます

そこまで本格的な料理はできないけど、家で煮物を思う存分食べたい……という、一人暮らし、または夫婦にぴったりなのです。本体は小ぶりな炊飯器サイズですが、内鍋が深く調理容量は1.3Lもあり、たっぷりできるのでカレーやポトフもおすすめ。両方とも作ってみましたが、時間がかかるじゃがいもも短時間で火が通っていました。

本格煮込み料理を家で楽しむなら、「買い」ですよ。これから寒い時期、煮込み料理系ができると色々活用できそうですね。

>> シロカ「電気圧力鍋<SP-D121>」

 


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(取材・文/石井和美)

フリーライター・家電プロレビューアー。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。

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