クルマ好きにとって“ラテン系”という言葉から想像されるのは、フランス車かイタリア車だと思います。
かつて、それはドライビングの楽しさや端正なデザインといった、とびきりの個性といい換えることもできました。しかし、クルマのグローバル化が進むにつれ、特に乗り味については、特殊なスポーツカーを除き“ラテン系”の味つけが薄味になってきたのも事実…。
そんな昨今、日本におけるラテン車ファンの受け皿として注目を集めているのが、個性派モデルの導入に積極的なルノー。そんな同社の基幹モデルである「メガーヌ」が、フルモデルチェンジによって4世代目へと進化。去る2017年11月9日に、日本でも正式発売となりました。凜々しく二枚目なルックスはファンの期待に十分応えるものですが、驚かされたのはその走り!
新たに“4コントロール”と名づけられた4輪操舵メカニズムを搭載したメガーヌの上級グレード「GT」は、テストドライブから時間を経てもなお、思い出しては“ニヤリ”としてしまうほど、ファンでホットで個性的な1台だったのです。
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