箱型の収納部は厚めのパッドで四方を覆われており、全体的にモコっとした柔らかそうな印象を受けます。また、ミリタリー用のバックパックではおなじみのMOLLEがほとんど付きません。ショルダー部分に備わる程度で、背面や側面には付いていません。なので、拡張性やカスタマイズはあまり考慮されていません。非常にシュッとしてスタイリッシュ。
ショルダーストラップの幅は75mmと充分に広く、厚みもあって快適。相変わらずチェストハーネスは長めですが、冬場でしたら着込んだ状態ならばちょうど良いかも知れません。
ショルダーストラップとヒップベルトの末端は折り畳めます。これが長いままだとあまりカッコいいものではないですし、何かに引っ掛かって事故に繋がる可能性もあります。ウェブドミネーターなどで対処する必要が無く、とても便利。
外側収納部はとても広く、蓋と本体にそれぞれファスナー付きのメッシュポケットが付きます。実際に背負ってみて分かることですが、片方の肩にかけた状態で外側収納部にアクセスが可能です。バックを下に下ろす必要なく出し入れを頻繁にするもの、例えば財布などを入れるのにも適した収納部です。
トップの蓋部分には表裏にそれぞれ小物が収納出来るスペースがあります。表には鍵などを留めておくためのホルダーがあります。ちょっとした気遣いですが、これは便利。
蓋裏にはメッシュポケットとフリース地の小物入れがあります。ラップトップを携帯する際、マウスや電源ケーブル等を収納するのに適しているかと思います。
フリース地の柔らかい生地はこんな感じ。SDカードなど傷付けたくないアイテムの収納に良さそうです。
メインの収納部には実際にラップトップ等を収納する為のスペースがあります。こちらのサイズは縦36×横31×マチ4cm。15インチくらいのものであれば入るかな？ 面ファスナーの内蓋を閉めなければ17インチもいける感じ。メインコンパートメント自体は縦52×横35×マチ13cmとなり、17インチモデルでも余裕ですね。収納スペースの生地はナイロン製で出し入れし易くいい感じ。
背面パッドとメイン収納部の間に空間があります。蓋はなく面ファスナーで閉じるだけ。メイン収納部へのアクセスはトップ部分だけなので、ここには、出し入れを頻繁にするもの、例えばタブレットや雑誌や新聞などスッと入れておきたい時に便利かと思います。
3WAYバックなのでショルダーベルトが付属します。着脱可能なパッドまで付いています。取り付けの際はバックの長手側両端にあるDリングにスリングを付けて使用します。スリング基部は回転するのでヨジレを簡単に解消できます。
ショルダーバックとして使うには大きいかな？という印象です。ハンドルはトップとサイドに2カ所。手持ちするというより扱い時にしっかりと握れる部分があるという感じ。各ハンドルにもパッドが入っていて好印象。とてもしっかりと握れます。
バックパックとしてはミリタリーというよりはタウンユース的なライトでソフトな背負い心地。生地自体が軽く同社のプレデターシリーズの1000デニールに比べるとかなり軽く、触り心地もソフトです。それでも生地はシリコン／PUエラストマーでコーティングされた500デニールナイロンを使用しているので、撥水性があり、丈夫なものに違いありません。カラーがブラックであればビジネス用にだってイケそうです。
鬼のようにモールが付いたモデルよりもこれくらいソフトでシンプルな方が街で使うならいいかな？ と思います。これまでのカリマーSFとは一味違ったテイストが魅力の3WAYバックです。
>> 連載［Gear Maniax］
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（文・写真／アカリセンター・HATTA）
通販サイト・アカリセンターで懐中電灯の専門販売員をしておりますHATTAと申します。世界中の懐中電灯やギア物をお客様に紹介しております。ブログも絶賛更新中！
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