■唯一の頑張りどころ、手羽先焼き
今回ご紹介するのは、麻婆豆腐の素でスープを作るしゃぶしゃぶのようなもの。工程はシンプルですが、唯一頑張りたいのは焼いた手羽先でスープをとること。具材としても食べられるし、こっくりした出汁が出るので、加工品だけで味付けするより豊かな味に仕上がります。
まずグリルポットの本体をコンセントにつなぎます。
鍋を乗せて調理開始。琺瑯(ホーロー)風のツルツルの鍋肌は焼く・炒めるもOKなので、手羽先焼きもテーブルの上でやっちゃいましょう。
冷たいままの鍋に少しの油を引いて、手羽先を並べてスイッチオン。最初は弱火〜中火くらいでいきましょう。
あとはのんびり放っておけば、皮目から油が出てきて勝手に焼けてくれます。皮に焼き色がついたら裏返して。辛いもの好きなら、この時点で唐辛子も追加します。ちなみに、こげつき、こびりつきは全然ありませんでした。すごい!
■麻婆豆腐の素をぶちこめ!
手羽先が香ばしく焼けたら、麻婆豆腐の素を入れて、軽く炒め合わせます。麻婆豆腐の素は、なるべく「四川風」とか「本格」とか書いてあるもの選ぶべし! スパイスの香りが立ったらお水を入れて、火加減を強火に。あとはフタをして沸くのを待つばかりです。
■待ち時間には具材&薬味を用意!
手羽を焼いてスープを煮立てる間には、具材の用意を。必要なのは大量の豚しゃぶしゃぶ肉とお好みの野菜です。今回は、青梗菜ともやしにしました。
もう1つ大事なのが薬味。ちょっとジャンクに食べたい鍋なので、選ぶポイントは「ラーメンに合うもの」。今回は市販のきざみネギときざみニンニク、唐辛子の粉、お酢などを並べてみました。本格的にしたければ、花椒のパウダーもおすすめです。
■あとは食べるだけ!
スープが沸いたら、あとは豚肉や野菜をしゃぶしゃぶ式に食べます。
手羽先はかなりタフなやつなので、出汁抽出後も美味しい! 味に飽きてきたら、薬味を使って。ラーメン気分で、ぐいぐいと肉を食べていきます。
「鶏肉と豚肉を一緒に鍋にするって、品がなくない?」とのご心配もあるかもしれませんが大丈夫。皆さんの愛するラーメンも鶏ガラスープに豚チャーシューが乗っています。
■やっぱり麺
大量に肉を食べても、最後はやっぱり麺!MEN! 一番簡単なのは、スーパーに売っている蒸し麺です。食感は多少ふにゃふにゃしますが、そのままぶち込むことができます。
濃い味がお好きな場合はインスタントの棒麺もオススメです。
スープが濃くなっていたら水を足して、そのまま麺を投入。ゆだった麺をお椀にあげて、少しだけスープをかけると、本格汁なし担々麺風に仕上がります。
手羽先と豚肉からたっぷり出た出汁を吸った麺でのシメ、最高です!
■シンプル。潔し。使い勝手がいいのにオシャレ
BRUNOのグリルポットを使って鍋をやって一番感銘を受けたのは、ストレスなくバシバシ使える気安さ。操作といえばコードをつないだことと、つまみを回して温度を調節しただけです。調節も無段階なので、ガスの火加減と同じように感覚的にできました。たくさんの家電が多機能化する中、その潔さ、シンプルさからくる快適さは格別です。
軽いのも魅力。鍋部分は火の通りが早くパパッと洗えるし、本体部分も軽く、出し入れやお手入れがおっくうにならなそう。本物の鋳物鍋や土鍋にはない取り回しの良さがありました。
そして、今回はキッチンをほとんど使わず(青梗菜を洗って割る作業だけキッチン)、食卓の上で調理しましたが、雰囲気がシャレてる! 揚げる、炒める、蒸すなどもテーブルの上でできるので、人を呼ぶときも出来たてを鍋ごと提供することができそうです。
>> ブルーノ「グリルポット」
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(文・写真/くぼきひろこ)
美食・カルチャー・ライフスタイル・クルマ・ゴルフ・巷の美女etc……対象は様々に、雑誌・ウェブサイト等の各種媒体にて活動中のフリーライター。「人の仕事のすべて。そして、その仕事から生み出されるすべてのモノゴトが面白い!」と津々浦々の興味津々で取材・執筆を行う。
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