■インディ500優勝トロフィーには琢磨選手の“顔”が刻まれる
歴史ある日本カー・オブ・ザ・イヤーでも、レーシングドライバーが表彰されたのは初めてのこと。
そして表彰会場には、佐藤琢磨選手とともに、日本初上陸となるインディ500優勝トロフィー“ボルグワーナー・トロフィー”も姿を現しました。
この純銀製トロフィーは、時価3億円とも4億円ともいわれる貴重なもので、ふたりの警備員に守られながら会場へ。
ちなみにトロフィーには、1911年の第1回大会ウイナー、レイ・ハルーン選手から順に、優勝ドライバーの“顔”の彫刻と名前が刻まれています。101回目となった2017年の勝者、琢磨選手の“顔”の彫刻は、トロフィー正面の足下に! 今後、トロフィーの写真が撮られるたびに、必ず映り込む絶好のポジションです。さすが“持っているオトコ”は違いますね。
ちなみに、ドライバーの“顔”の彫刻は、いったん、実際のドライバーの顔をモチーフにした原寸大の彫刻をつくり、そこから縮小していくという手の込みよう。でも近くで見てみると、あまり琢磨選手に似ていないような気も…(笑)。
そして、琢磨選手の指には、素敵な指輪がキラリ。実はこれ、インディ500優勝者に贈られるチャンピオンリングなのですが、普段使いできる今回のもののほかに、もっと大きな指輪もいっしょに贈られたのだとか。何はともあれ、このリングを所有しているのは、世界でも限られたドライバーのみ。素敵なものを見せていただきました。ありがとうございます。
また近いうちに、日本でこのトロフィーを、そしてチャンピオンリングを見られる機会がくればいいな、と思います。あらためまして、佐藤琢磨選手、おめでとうございます!
(文/吉田由美 写真/吉田由美、本田技研工業)
- 1
- 2