■イルミネーションアイテムを3つ、考えてみました
まずは、オーソドックスなイルミネーションカードに挑戦。我が子がもらったポップアップ式のバースデーカードに手を加えてみます。
手前のポップアップ部分に合わせて回路用紙をハサミで切ります。ボタン電池を包んだスイッチでLEDを点灯させるため、ポップアップの両端は長めに残します。
赤色LEDと青色LEDの2色を使うため、2つの回路を作成。赤色LEDと一緒の回路では、青色LEDが点かないという結果を知っているからこそのナイス判断(自画自賛)です。ボタン電池も2つ用意して、右側に赤色LEDを2個、左側に青色LEDを3個、どちらも「並列」になるように置いて、セロハンテープで貼り付けます。
途中、左側のボタン電池とすぐ上のLEDの間の回路が上手く描けなかったため、回路修正ペンで直しました。うっかり屋の自覚がある人は修正ペンを用意しておいたほうが良さそうです。回路が描けたら、バースデーカードに貼り付ける前に点灯テストをしてみました。
ポップアップ部分の裏側に両面テープで貼り付けたのがこちら。左側ボタン電池の赤色LEDは真ん中のグレーと白のうさぎちゃんのユニフォームの胸元を輝かせ、右側ボタン電池の青色LEDが「R」「D」「A」の文字を光らせてくれました。
2色のLEDが点灯しました。次は「♪ハッピーバースデー トゥー ユー」の音を流したくなりますね。
次に、そろそろ準備しておきたい「お年玉のポチ袋」。ちょっとサプライズを仕掛けます。最近、生意気になってきた甥っ子や姪っ子にお年玉を用意する予定がある人は必見です。
サンワサプライのフリー素材から選んだのは、ゆる~い感じがかわいいダルマさんのポチ袋です。下部に一言コメントが入れられるデザインで、「中身、出スベカラズ! by ダルマ」の文字を入れてみました。出すなよ、出すなよ、絶対に出すなよ、の前振りも万全です。
使う回路はこちら。回路用紙に対して、右側に少し寄っている部分がこのイルミネーションポチ袋作りの1番のポイントです。
うまく点灯したので、下の部分を折ったままダルマのポチ袋へ入れます。そのとき、一緒にお年玉のお札を折り返し部分に挟んで入れます。そうです、お札が絶縁体となります。
ポチ袋からお札を出すと、電源スイッチになっていた部分から絶縁体が外れ、かわいいダルマの目が赤く光るという仕掛けです。ダルマが穏やかな笑みをたたえているだけに、赤く光る目の怖さも倍増です。
最後に、正月飾りの門松をイルミネーションで飾ってみます。100円ショップなどでも手に入る門松は、オフィスのデスクにもジャストサイズ。門松の形状に合わせて回路を描いて、線だけを切り抜きます。
切り抜いた線を門松の外側に沿わせるように設置し、ボタン電池は門松の裏側へ固定します。スイッチオンしたら、イルミネーション門松の完成です!
AgICの回路マーカーと回路用紙を使えば、いろんな場所があっという間に輝く世界に一変。メッセージカードの文字自体を回路にもできますし、持ち運べるイルミネーションアイテムも手軽に作れます。「あんなこと、できたらいいな」が思い浮かんだら、この冬は回路マーカーで遊んでみませんか?
<今回使用した材料>※全てamazonで購入
AgIC 回路マーカー/実勢価格1296円(税込)
回路修正ペン/実勢価格540円(税込)
AgIC LED&電池セット/実勢価格1058円(税込)
AgIC A6回路用紙10枚セット/実勢価格864円(税込)
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(取材・文/髙橋尚美)
■たかはしなおみ/ライター
大手通信キャリア系列の出版社とニュースサイトで勤務後、夫のUターン転職で岐阜へ。2014年からフリーライター。主に食育、家事、育児、マネー、不動産の記事を執筆。3児の母で精神年齢は幼児並みの四十路。