■筆の種類を変えてみよう
筆の種類も変更できます。まずは赤い墨で書ける機能から。左下にある赤丸をタップします。
なんだか小学校の先生になった気分です。子供に書かせて、親御さんがアドバイスすれば、書道の練習にもなるでしょう。
続いて、赤丸の隣の消しゴムマークをタップ。
すると、白い墨で書ける(消せる)ようになりました。背景を墨で縫って、その上に文字を書いたり、水墨画でハイライトを入れたりする表現も可能ですね。
そのほか、基本的な筆のカスタマイズは下記の通り。
■一歩進んだ活用テクもご紹介
書いた文字は、いろいろと活用もできます。例えば、Zen Brush 2で書いた文字を画像として保存し、Adobeが提供している無料アプリ「Photoshop Mix」などで、背景を透明化します。
そうすれば、ほかのアプリで筆の文字部分だけを自由に配置可能。年賀状やメッセージカードはもちろん。SNSに投稿する写真に筆で書いたサインを載せることもできます。
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ハイ、筆者にとっては仕事だったんですが、やってみたら意外と楽しくて何十分も書道に熱中しちゃいました。
もちろん「紙に書くのが良いんだ、風情なんだ」という人もいるでしょうが、それはそれ、これはこれ。硯が無くてもiPadがあればどこでも気軽に書道が楽しめるのは良いですね。そして先述の通り、加工して筆字の素材を作成できることは、創作意欲の高い人におすすめしたいポイント。
iPad Proをお持ちのかたも、これから購入を検討する人も、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。