世の流行とは不思議なものです。例えば、愛車の購入を考えている人に、経済的な合理性とは裏腹に、むしろ「せっかく買うのだから…」と、トレンドから外れない選択をさせたりしちゃいます。実用車を買うならハイブリッド、趣味に使うならSUV、というのが、昨今の潮流でしょうか。
その伝で「2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を振り返ってみると、まぁ、SUVや、準SUVというべきクロスオーバーモデルの多いこと! 特に趣味性の高い輸入車のカテゴリーでは、ノミネートされた19車種中、なんと14車種がSUV/クロスオーバーです。
そんな中から、栄えある2017-2018 日本カー・オブ・ザ・イヤーに選ばれたのは、ボルボの「XC60」。まさに、トレンド“ドンズバ!”といった感じ。一方、面白いのは、2位に輝いたのがBMWの「5シリーズセダン/ツーリング」だということ。今やすっかり“冷や飯”カテゴリー(!?)たるセダン/ワゴンボディのクルマですが、実際、乗ってみると、その高い評価のとおり、ものすごくイイんです!
【次ページ】プレミアムブランドらしい素晴らしいドライブフィール▶
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