■絵の具のように混ぜれば色使い自由、活用シーンもいろいろ
さて、冒頭でも少し触れましたが「マスキングカラー」は水性塗料なので、色を混ぜて使うことができます。図工の時間を思い出しながら、パレットにパーマネントホワイトとピロールレッドを出して混ぜてみました。
混ぜ具合は水彩絵の具とほとんど同じというよりむしろ混ぜやすさを感じました。水彩絵の具よりも水分が多いのかもしれません。グラスマーカーの代わりにシャンパングラスへ直接、お絵描きしてみたのがこちら。
また、誰のものか分からなくなりがちなビニール傘にもお絵描きしてみました。
さらに、こんなラッキーアイテムも、パーマネントホワイト、ランプブラック、ピロールレッド、パーマネントイエロー、セルリアンブルー、ゴールド(メタリック)の6色あれば色鮮やかに描くことができます。
これを1日乾かして、ガラス窓に貼ってみたのがこちらになります。クリアファイルに絵付けをした裏側が完成面になることに途中で気づき、「千万両」や「福」などの文字は途中まで書いていた部分を拭き取って逆向きに書き直しました。簡単に書き直しできるのも「マスキングカラー」が水性だからこそ。
色を混ぜて作っているうちに、思いがけず肌色が生成されてしまった偶然を生かし、ちょっと恥ずかしいアイテム作りにも挑戦。
今回使ったSサイズの価格は1本1500円前後と決して安くはないものの、インクジェットプリンタの要領で色の三原色と白黒があれば何色でも作れます。数千円で手に入る魔法のペンを使って、ショーウインドウからメガネまで新しいデコレーション体験をあなたも楽しんでみては?
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(取材・文/髙橋尚美)
■たかはしなおみ/ライター
大手通信キャリア系列の出版社とニュースサイトで勤務後、夫のUターン転職で岐阜へ。2014年からフリーライター。主に食育、家事、育児、マネー、不動産の記事を執筆。3児の母で精神年齢は幼児並みの四十路。