■ジェルフレームでピタッと貼れる
私たちが"ジェル”と聞いて思い浮かべるイメージは何でしょう。真っ先に浮かぶのは"柔らかい”というイメージですが、ほかに"粘着性が高い”という特性もあります。
今回紹介する「ジェルのカドフレーム」は、その粘着性を生かした製品です。壁や窓など好きな場所に貼り付けるだけで、即席の"額縁”を作れます。
ここでは、写真をフレームに取り付けてみました。フレームの直角の部分に写真の角を合わせれば、セッティング完了。壁も写真も傷つけることなく、写真を飾ることができます。
このフレームの良いところは、どんなサイズの写真もばっちり貼り付けられる点にあります。たとえば、皆さんはこんな経験はありませんか? 美術館や土産物店で買ったカードや絵をいざ額縁に入れて飾ろうと思ったら、サイズが微妙に合わなかった…。
大きさを自分で決められるジェルのフレームなら、そんな失敗がありません。2Lサイズの写真もポストカードも、A3サイズのポスターも、フレームの貼り付け方次第で自由に飾ることができます。
カラーはクリア、ブラック、イエロー、グリーン、オレンジ、ブルーの6色展開。飾りたいモノに合わせて選べるようになっています。ちなみに、フレームを窓に貼って楽しむのもおすすめです。ジェルが後ろの光を通すので、外光によって“額縁”の印象が変わるのを楽しめますよ。
窓に貼ると、デコボコした壁に使うときよりも、フレームがピタッとくっつきます。そのため、剥がすときに少し力が必要で、"このまま剥がしたらフレームが破れるのでは?”と不安になりますが、ゆっくり剥がせば大丈夫。
しかし、どこでフレームを使うにしても1点だけ注意が。それは、掲示物そのものを剥がすとき。ポストカードや写真など、デリケートな素材をジェルから素早く剥がそうとすると、破れる可能性があります。
私が使ったときは、破れることこそありませんでしたが、ポストカードのような紙製品を剥がすときは、掲示物の角が少し丸みを帯びてしまうことも。大きな損傷ではありませんが、形状が少し変わってしまう可能がある、というのは念頭に入れておきましょう。
■汚れたフレームは水洗いして何度も使える
一度貼ったジェルは剥がして再利用が可能。汚れがついた場合や粘着力が弱まったときは水洗いしましょう。タオルで拭くと繊維がついてしまうので、自然乾燥がベストです。
下が水洗い前と水洗い後の比較写真。洗う前に目立っていた汚れやほこりを、だいぶ落とせました。ジェル素材なので確かに汚れは付きやすいですが、水洗いである程度の汚れは落とせると思えば、あまり神経質になる必要はありません。
■紙以外も貼り付けOK
「ジェルのカドフレーム」は、ふたつ使うとだいたいA3サイズのものを貼り付けられます。しかし、どのくらいの重さに耐えられるかは未知数。というわけで、いつもは壁に貼り付けていないもので試してみました。
それは、マグネットで貼り付けるタイプのホワイトボード。マグネットで設置できる場所以外でも使いたいと思っていたので、早速ジェルフレームを使って壁に貼り付けてみました。すると…。
バッチリ成功! フレームふたつでも安定していたのですが、ここはフレームを4つにして安定力を強化。そのまま書き込みもできました。
■一辺をペタッと貼れるバーフレームもある
G.E.L(ジーイーエル)シリーズでは、新たに「ジェルのバーフレーム」という製品も加わりました。カラバリは「ジェルのカドフレーム」と同じく6色で、棒状のジェルに掲示物の一辺をペタッと貼り付けるて使います。掲示物の一辺だけをジェルで覆う形になるので、よりナチュラルなディスプレイが可能です。
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「ジェルのカドフレーム(2個入り)」の販売価格は1620円。「ジェルのバーフレーム」の販売価格は1個入りが777円、2個入りが1350円です。汚れが付きやすいため、使用していないときの保存がちょっと面倒ですが、こまめに手入れしていれば長く使えますよ。
>> イイダ産業「ジェルのカドフレーム」「ジェルのバーフレーム」
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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