■“一軍”ペンをいつでも取り出せる
まずは基本的な構造を見てみましょう。ペンケースの前面を見ると、ポケットから小さい輪っかが飛び出ているのがわかります。これを引っ張ると…
ポケット部分に収納されていたペンケースが現れます。
この仕組みはいたって簡単。スライド式のペンケースと輪っかがつながっており、これを引っ張り上げるとそれに従ってペンケースも持ち上げられる、という構造です。
この“第二”のペンケースにはゴムバンドが付いており、ここにペンを挟んで収納します。ペンの収納上限は5本が目安ですが、それより少ないペンをしまう場合、このゴムバンドにしっかり挟んでおくと、逆さまにしてもペンがずり落ちず安心です。
■大容量の本体にはペン以外も収納できる!
この製品の“ペンケース”としての役割は、スライド式ペンケースに「よく使う“一軍”ペンを収納しておける」というもの。お気に入りのペンをたくさん持っていて整理しきれない人は、何本ものペンから一軍ペンを取り出す手間が省けるメリットがあります。
しかし思いました。「普段そんなにペンって持ち歩くかなぁ?」と。ラインマーカーやカラーペンを多用する学生や、仕事で製図用のペンを持ち歩いている人ならいざ知らず、社会人が30本ものペンを持ち歩くことはあまりないと思います。
では、ペンケース本体には何を入れればいいのでしょう? 簡単です。ここには、スマホや充電器、名刺ケースなど普段バッグインバッグに収納するような持ち物をを入れればいいのです。
横に広く開くので、デジカメのように大きめなものも入れやすい。持ち物を、あらかた収納したのが下の画像です。
たっぷり入ったでしょう? カバンの中身もスッキリ整理できるうえ、フロントポケットにペンを収納すれば“ペンケース付きのバッグインバッグ”としても使えます。これなら、ペンがカバンで行方不明になる問題も解決できるでしょう。普段使いはもちろん、旅行時に持ち物をまとめて収納するときにも重宝します。
■スライド部分だけを使うのもアリ?
第二のペンケースですが、ポケットの外に出ている輪っかをしまえば、取り外しが可能。つまり、一軍ペンを丸ごと取り外して、ノートやメモ帳と合わせて持ち運ぶ使い方もできるのです。
これなら、「会議ですよ~」と言われたときに、必要なペンだけを持って移動できます。元に戻すときは、ペンケースをポケットに入れて輪っかを引っ張り出しましょう。
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今回は「フロントスライドペンケース」をバッグインバッグのように使う方法を紹介しましたが、もちろんペンケース本体にたくさんペンを入れて使うのも◎。シーンに合わせて大容量のペンケースとしても、大事な持ち物とペンケースを一体にできるバッグインバッグとしても使える振り幅の広さが、このペンケースの魅力。
販売価格は1598円。ベージュ、ピンク、ネイビー、ブラックの4色を展開しています。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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