揚げたて食べたい!の救世主“ノンフライヤー”で絶品「焼き春巻き」を作ってみた

■メインの食材は春巻きの皮と長ネギ

今回ご紹介する長ネギの焼き春巻きは、編集者でもあるグルメブロガーのツレヅレハナコさんのレシピ本『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)を参考にしました。この本は手軽に作れるひとり分のおつまみレシピが満載なので、家で晩酌するのが好きな人にはぜひ読んでいただきたい1冊です。

用意するのは春巻きの皮、長ネギ、味噌、クリームチーズのみ。それぞれの分量にはとくに決まりはありません。「ぜーんぶ適当」で完成します。ちなみに春巻の皮が余ってしまったら、乾燥しないようにきっちり封をして冷凍すればOK。次に使うときは自然解凍して使いましょう。

まずは春巻きの皮の手前3分の1くらいに味噌を薄く塗り、斜め切りにした長ネギ、クリームチーズを載せます。

あとは、手前、両端の皮を折り曲げてくるくると巻くだけ。巻き終えた皮は、水で溶いた片栗粉や小麦粉を塗って止めましょう。面倒であれば水だけでも構いません。

今回は基本のレシピとは別に、味噌をアンチョビに変えたものも作ってみました。アンチョビは塩気が強いので、量はかなり控えめで良さそうです。

 

■ダブルレイヤーで2段調理が可能

春巻きをノンフライヤーにセットしていきます。バスケットパンを引き出してクッキングネットの上に春巻きを並べましょう。今回は焦げ色が付いたほうがおいしそうに見えるので、春巻きの表面に刷毛でサラダ油を軽く塗っておきました。

新モデルにはクッキングネットの上にさらにもう一段追加できるダブルレイヤーアクセサリーが付属しているので、もう上段にも春巻きを置いていきます。このダブルレイヤーがあれば、一度にたくさん作れるので便利です。

あとは、バスケットパンを本体に戻し、200℃で8~10分加熱します。温度や時間の設定はダイヤルを回すだけなので、操作性がシンプルでわかりやすいのがいいところ。上位モデルの「ノンフライヤープラス」はタッチパネルで時間設定や温度調節をより詳細にできるのですが、ダイヤル式でもとくに不満は感じませんでした。

調理中はファンの音がブォォォと鳴り、決して静かとはいえないものの、これは最高200度の熱風を高速で対流循環させる「高速空気循環技術」で、食材全体を一気に加熱している音なんです。また、バスケットパンの底には熱風の対流を加速させる「スターフィッシュ(ヒトデ)」デザインを採用。食材の油で表面を均一に加熱して、素材の旨みを閉じ込めるそうです。

調理中の油の臭いは多少するものの、通常のフライヤーに比べればかなり少なくなっています。この点も、ノンフライヤーならではの強みといえるでしょう。
 

【次ページ】焼き色は薄いが皮はパリパリ

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