■次の一枚をゴミ箱にストックできる「次が使いやすいゴミ袋」
アイデアゴミ袋のトップバッターは、「次が使いやすいゴミ袋」(170円~)です。20枚のゴミ袋がロール状にまとめられたこの製品。ロール本体をゴミ箱に入れ、一枚目のゴミ袋をトイレットペーパーのように引っ張り出して使います。
このゴミ袋が本領発揮するのは、ゴミがいっぱいになったとき。袋を引っ張り上げると、次に使うゴミ袋も同時に持ち上げられます。一般的なゴミ袋のように、離れた場所にあるストックから次の一枚を持って来る手間がかかりません。つまり、ゴミ袋をゴミ箱内にストックできるというわけです。
溜まったゴミ袋は、ロール状につながったものからミシン目で切り離します(これには少し力が必要)。次のゴミ袋は、そのまま口を広げるだけでセットできます。従来のように、ゴミ箱に袋をもう一度入れるわずらわしさがないのです。
このゴミ袋は10L、15L、20Lの3サイズ展開。私はデスク横のゴミ箱用に10Lタイプを使用。今回のように容量が少ないと、溜まったゴミ袋を楽に切り離せます。しかし、大容量タイプだと古いゴミ袋を持ちながら、もう片方の手でミシン目で切り離す作業が少し大変でした。一度取り出した古いゴミ袋を床に置き、そのあとで切り離すと作業を進めやすいと思います。
■コンパクトサイズで収納ラクラク
一般的なゴミ袋は折りたたまれた状態で販売されています。そのため、デフォルトの収納スタイルは“平積み”です。一方、「次が使いやすいゴミ袋」はロール状なので、狭いスペースに押し込んだり立てて収納したりと、収納場所に合わせて置き方を変えられるのです。
ストックをゴミ箱内に収納できるのがこの製品の強みですが、“次の次”に使うゴミ袋をしまっておくには、こうしたコンパクトさもうれしいですね。
■口を閉じやすい「手さげ袋」タイプもある
「次が使いやすいゴミ袋」には手さげ袋タイプ(192円)もあります。このタイプの特徴は、ゴミ袋の口を閉じやすいこと。ゴミ袋が満杯になっても、手さげ部分を結べば中身がもれる心配がありません。
また、手さげがあると、ゴミ袋本体を極力触らずに済みます。10Lとワンサイズですが、トイレや洗面所など“できるだけ触れたくない”ゴミが出る場所で重宝します。
■まな板のゴミをそのまま捨てられる水切り袋
料理中の生ゴミって厄介ですよね。そのままゴミ袋に捨てるとイヤな匂いがしたり、虫が寄ってきたり…。かといって三角コーナーを置くと、その分シンクが狭くなってしまいます。
そこで出番なのが「シンクにペタッと穴あきゴミ袋」(213円~)です。注目したいのは、シール付きの持ち手。このシールを使うと袋本体をシンクに貼り付け、即席の三角コーナーを作れるのです。
さらに、貼り付け部分にまな板をおけば、料理中に出たゴミをスライドして落とせます。
使い終わったあとは、持ち手を反対側の穴に通して口を閉じます。この穴が破けやすいのがクセモノですが、うまく通せば生ゴミを極力触れずに “封印”できます。
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「次が使いやすいゴミ袋」は10L、15L、20Lの販売価格がそれぞれ、170円、192円、213円。手提げ袋タイプ192円です。また、「シンクにペタッと穴あきゴミ袋」は20枚入りが213円、100枚入りが1058円です。
家事には時短精神も大切ですが、いかに楽しくこなすかも重要。今回紹介したアイデアゴミ袋のように、次に使う袋が古い袋と一緒に持ち上がってきたり、水切り用のゴミ袋をシンクにそのまま貼り付けたりと、小さな驚きのある製品を使えば、「家事が面倒」という気持ちが薄くなり、結果として家事をテキパキこなせるのでは。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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