プライオリティパスで使えるドーハ・ハマド国際空港のラウンジは、「Al Maha Transit Lounge」(アル・マハ・トランジット・ラウンジ)のみです。
場所は事前に確認していますが、なんせ初めての空港なので、分かりやすい目印をまずは探します。
ドーハ・ハマド空港の目印といえば、頭にランプを付けたテディベア! 皆、このテディベアの前で記念写真を撮っています。
アル・マハ・トランジット・ラウンジに行くには、確実にこのテディベアが役に立ちます。ベアの前に立ったら、ベアの左肩方向の奥の壁際にラウンジへの案内板があります。
熊の背中側に回ると、「Al Maha Lounge」の看板があり、Uターンの矢印が出ています。
ベアの左肩サイドの壁際まで行くと、ラウンジへ誘導する看板が現れます。
壁際の隅、奥の方にあるエレベーターを使い、レベル2へ。
このエレベーターがわかりにくいかもしれませんので、案内板を注意して見てください。
エレベーターを2Fで降りると、すぐ正面が受付デスクです。この受付を挟んで左右にあるふたつのラウンジを一緒に受け付けています。
プライオリティパスと搭乗券を出し、ハンディ端末に専用ペンでサインすればOK。
プライオリティパスで利用できる「Al Maha Lounge」は、受付に向かって左側になります。
中に入ると、天井が高いので圧迫感はありませんが、空港の規模の割に意外と狭く感じました。
フード類のカウンターは、画像の右奥の壁際にあります。
フードカウンターを見てみると、種類が少ないかも…
ドリンクはソフトドリンク類しかありません。
でも、よくよく周りを見てみると、ビールやワインを飲んでいる人がいます。はて? と思っていると、ラウンジスタッフが利用者のところにビールを運んでいました。
なるほど、スタッフに注文すればいいわけですね!
ということで、早朝ですが、ビールを頼みました(笑)。
しかし、利用条件では、「ラマダン月間中はアルコール飲料の提供不可」となっていました。アルコールを飲みたい方は、ラマダンのスケジュールをチェックしておくといいでしょう。
朝なので、フルーツ、ヨーグルト、ハム、チーズといった朝食向けのフードがメインのようでした。
スープはありましたが、これ以外は温かいフードがありません。でも、これまた周りを見ると、スクランブルエッグなどの卵料理を食べている人がいます。
料理もオーダーで頼めるんですね! ただし、このアラカルトメニューは有料のようです。
シリアル類、パン、マフィンなど、軽く朝食を摂るなら、これで充分でしょう。
帰国時にまた立ち寄った時には、往きの時になかったフードが出ていました。この時は夜中の1時。早朝と夜では、ある程度メニューを変えているようです。
電源が確保できるテーブルがあったので、まずは、その席を確保しました。コンセントもありますが、ここにはUSBポートがあったので、便利でした。
ビジネスセンターもあります。
小さい子供連れが利用できるファミリーエリアも用意されていました。
プライバシーを気にする人に、こんな形状のソファもありました。
女性用トイレは、洗面スペースが広くてキレイでした。ここでなら、顔を洗ったり、歯を磨いたり、安心してできます。
女性用トイレの個室。普通用の個室ですが、スペースがゆったりとしていました。
シャワールームもあります。羽田深夜発なので、会社帰りで乗った人には便利です。
ドーハでの接続時間は意外と効率がよく、帰国の際には1時間ほどしかありませんでした。
いったん場所がわかれば、サッと行けるので、ソファに座り、軽くハーブティーでひといき、という利用の仕方ができる、コンパクトなラウンジです。
▼Al Maha Transit Lounge ―Doha Hamad International
営業時間:24時間(毎日).
所在地:ゲートA、B、およびC付近、Teddy Bearエリアのエレベーターでレベル2へ。
利用条件:最大4時間まで/専用の喫煙室あり/5歳未満の子供は無料で同伴可/ドレスコードあり(スマートカジュアル)
設備:ソフトドリンク/アルコール類(ラマダン期間中の提供なし)/軽食(アラカルトメニューは有料)/テレビ/新聞&雑誌/シャワー/Wi-Fi/インターネット/エアコン/フライトインフォメーション/バリアフリーアクセス
※リポート内容は2017年6月時、ラウンジデータは2018年1月現在のものです。
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(取材・文/綿引まゆみ)
ワイン専門誌や料理系雑誌での記事執筆をはじめ、日本ソムリエ協会webサイトのコラムなどを執筆。ワインセミナー、トークショー、海外のワインコンクール審査員など、幅広い活動を行なっている。チーズプロフェッショナル、ビアソムリエ、コーヒー&ティーアドバイザーの資格も所有。スイーツ好き。
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