「もう誰にも止められない!」といった感じの、昨今のSUVブーム。
SUVには、シート位置が高いので見晴らしが良いとか、トラックなどから車内を覗かれる心配が少なく、プライベートが守られるといったメリットがあります。
でも、SUVの一番の魅力は、なんといってもデザインではないでしょうか。車高がほどほどに高いSUVは、スタイリッシュなデザインで個性をアピールしやすく、カーデザイナーにとっては絶好のキャンパスともいえるのです。
そうした魅力が人気を呼び、どんどんバリエーションを拡大しているSUVですが、かつては、ガッシリと頑丈な本格ヨンクがラインナップの主流という時期がありました。でも、そうしたモデルには、サイズが大きくて取り回しが良くない上に、燃費も悪くて価格も高い、というデメリットが…。そのため昨今の主流は、コンパクトなモデルへとシフトしています。
ちなみに、コンパクトSUVの目安は、全長が4400mm以下であること。そのコンパクトSUVのブームに火をつけたのは、さかのぼること2010年にリリースされた日産の「ジューク」でしょう。コンパクトカーの「マーチ」や「ノート」のプラットフォームをベースに、全長4135mmというコンパクトボディで登場。さらに、ルックスやインテリアのデザインが斬新だったこともあり、一躍、注目の的となりました。
そして現在では、車高を抑えたクーペフォルムのSUV人気が上昇中。これも大きなモデルから、徐々にコンパクトモデルへとバリエーションが広がり、マツダ「CX-3」やアウディ「Q2」など、各メーカーから注目モデルが続々登場しています。
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