楽天市場の「よろず屋タイセイ」で販売している「ウォッチバンドカレンダー」。アルミ製の板にカレンダーをプリントしたモノですが、腕時計のバンド部分に巻いて使用します。
このカレンダー、ごくごく一部の方たちのツボを見事に突いて局地的に需要が高いのか、はたまた供給自体が細いのか、あっという間に売り切れ状態に。ちょっと他の用事に気をとられてしまい発売開始時間から2〜3分遅れただけだったのに…(2018年1月~12月のカレンダーを1月12日(金)から発売スタートっていうのも、個人的には如何かとは思うのですが…(笑))。
こうなると、何としても欲しくなるのが時計好きのサガというもの。次の発売日には万全の態勢で準備して、発売開始とほぼ同時にポチッ! 無事購入できました。価格は540円(税込、送料別)也。
どの腕時計に取り付けるか迷ったのですが、まずは年代を合わせて昭和感の漂うセイコー「ロードマチックスペシャル(5206-6130)」に付けてみました。数十年前のビジネスマンのみなさんは、こんな腕時計を着用していたのですねえ。
実際に数日間、使用してみての感想ですが、ふとした隙に訪れる「今日は何日だっけ? 何曜日だっけ?」にすぐに応えてくれ、視覚的にかなりスムーズに頭の中にカレンダーが入ってくるので、実用性はけっこう高いと思います。
「watchband calendar」と英語で画像検索すると海外でも生産されていて、やはり細々とではありますが愛用している方々がいる様子。海外モノはアルファベットと数字のみで構成されていてオシャレ。赤などが使われず1色刷りが多いみたいですね。
ちなみに「ウォッチバンドカレンダー」と日本語検索してみると、結構この「よろず屋タイセイ」で購入した方の感想や画像が出てくるのですよ。やはりこの“懐かしさ”は他の人にも共有してもらいたい衝動に駆られるのでしょうか。
うーん、このままただ単に「購入した、付けてみた、懐かしいー!」という記事では目新しさがあまり無さそう…。
というワケで、緊急企画開催!「いろいろな種類の腕時計にウォッチバンドカレンダーを取り付けてみたよ!」
エントリーNo.1 前述のロードマチックスペシャル。実用的なビジネスタイプなのでテッパンの組み合わせと言ってもイイでしょう▼
エントリーNo.2 革バンドの昭和腕時計、セイコーマチックに装着。こちらも違和感ないですね▼
エントリーNo.3 セイコーメカニカルの現行モデル、SARB033に取り付けてみました。ちょっと見慣れない組み合わせで違和感あるかも。如何でしょうか?▼
エントリーNo.4 セイコーダイバーズの定番モデル、“ブラックボーイ”(SKX007)にも装着。ダイバーズにカレンダーという組み合わせ自体に違和感あるのか、ちょっと微妙かも……▼
エントリーNo.5 ROLEXの「GMTマスター」(16700)。コチラも見慣れない組み合わせですね。休日の赤数字とベゼル&GMT針の赤がマッチしてると言えなくはない…かも▼
エントリーNo.6 STEINHARTというブランドのパイロットタイプクロノグラフ。幅が広くて厚めのブレスレットなので、カレンダーの巻き具合が結構ギリギリになってしまいました▼
エントリーNo.7 ダイソーで300円(税別)で売られている「ブループラネットG」、巷では“Dショック”と呼ばれる激安デジタル腕時計にも巻いてみました。意外や意外、結構似合っていると思ったのは私だけでしょうか?▼
手持ちのさまざまなジャンルの腕時計を集めて取り付けてみましたがいかがでしたか。私の趣味ゆえか、セイコー成分が少し多めでしたが、ビジネス、ダイバーズ、パイロット、デジタルと各タイプごとのイメージは伝わったのではないでしょうか。やはり、ビジネス系統の腕時計に付けるのが一番しっくりきます。
この「ウォッチバンドカレンダー」、特に高額な商品でもないので、いつまで作り続けてくれるのか不安に思うところもあります。細々とでもいいので、末永く続けてもらいたいですね。
そして改めて思ったのが、このカレンダーは特定の中高年男性がとても喜びそうなアイテムで、現代でも販促品として向いている気がするのですよ! お宅の企業ロゴの入ったカレンダー、付けてみたくないですか? 配ってみたくないですか?(笑)
個人向けのノベルティ印刷を行っている企業をいくつか検索してみたのですが、このようなカレンダーを作ってくれるサービスは見当たりませんでした。すぐにでも対応できそうな気がするので、ラインナップにぜひとも加えていただきたい!
小さなアルミ板ひとつでココまで盛り上がってしまう私みたいな腕時計好きに対して、「月に一度、巻き変える手間が面倒」とか、「曜日や日付はスマホで確認するから」なんて言うのは野暮ってモンです。この懐かしのアイテムを身に付けることによって沸々と上がるテンション、それこそが大事なのですから。
>> 連載[安価機械式「チプメカ」マニアの1万円以下腕時計購入記]
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(文・写真/伏せ字)
腕時計好きの趣味が高じて、記事を執筆することに。一介の時計好きサラリーマン。好きな時計の傾向は、ダイバーズ、青焼き針、56系LM。
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