■スクエアなデザインに希少価値
スマートウォッチ市場の主流であるApple Watchのディスプレイは、スクエア型ですが、四隅が丸みを帯びています。また、最近バリエーションが増えてきたAndroid Wearでは、ラウンド型のディスプレイが主流になりました。
一方のFitbit Ionicはスクエア型の角張ったディスプレイを採用。これだけでも、個性が光る存在です。
ディスプレイはカラーで、表面には対傷性のあるコーニング社製 Gorilla Glass 3を採用。輝度は最大1000 nitsとなり、設定から「自動」「暗い」「標準」「最大」の4モードに調整できます。
ケースは表裏ともにメタルで、バンド部分は樹脂製となります。水深50mの耐水性能を備え、水泳の計測も可能ですし、汗で汚れたときに水洗いができるのも嬉しいところ。
ケース側面には、左側面にひとつ、右側面にふたつの物理ボタンを搭載。左側がホームボタンのような役割を担い、押すと元の画面に戻ります。長押しするとFitbit Pay(国内未対応)機能が表示されます。
右側面(上)のボタンは、1回押すと当日の記録が確認できます。なお、長押しすると音楽プレーヤーが起動。一方、右側面(下)のボタンからは、「エクササイズ」アプリをクイック起動できました。長押しすると、筆者の場合、カレンダーの通知の一覧が表示されました。
ちなみに、ケースに備わったボタンのほかにも、ディスプレイを直接タッチしても操作できます。この点は一般的なスマートウォッチと同様です。
バンド部分は樹脂製。外から見える面には細かい模様が彫られていて、樹脂ゆえのチープさは感じません。厚みや硬さを含め重厚感のバランスも良く、着け心地は非常に快適でした。一方、肌に触れる面は滑らかな表面になっているので、手触りはよいですが、汗をかいたときには蒸れそうです。
バンドの種類は「スポーツ」「レザー」「クラシック」と3つあるので、好みのものを追加購入して付け替えられます。なお、今回レビューしているのは「クラシック」タイプのバンドとなります。