英語は諦めた!そんな人でも会話ができる翻訳デバイスを試してみた

シチュエーション③:海外でレンタカーを借りる

筆者:レンタカーを借りたいです。

ポケ:I would like to rent a car.

男性:Go straight and at the second intersection go right.

ポケ:直進し、ふたつ目の交差点で右折。

正しく翻訳してくれました。ただし、言い方によっては間違った翻訳が出てしまうときもあるため、画面に表示された英文を相手に見せて、ポケトークが正しく言葉を聞き取ったかどうかを確認してもらうのもひとつの手でしょう。

 

シチュエーション④:お店で会話

筆者:なんの料理がすきですか?

ポケ:What kind of dish do you like?

二人:We like vegan foods.

ポケ:私たちはビーガンフードが好きです。

 

シチュエーション⑤:お店を探したい

筆者:近くにおしゃれな洋服屋さんはありますか?

ポケ:Is there a fancy clothes shop nearby?

男性:Yes there is a shop called Hollistar 5 minutes away.

ポケ:はい、ホリスターと呼ばれる店が5分離れています。
(※ホリスターとはアメリカにあるカジュアルな人気洋服店)

テーブルを挟んだ距離感でも、相手の言葉をしっかり訳してくれました。

 

■1台で2言語のやりとりをできるのが最大の魅力

一番気に入ったのは、1台で相互の言語を翻訳してくれるところ。ひとつ持っていれば、お互いの言語間の橋渡しをしてくれます。スマホは個人情報が詰まっていたり、海外では財布と同じくらい狙われたりするので、できれば他人には不用意に見せたくないものです。そんなときも、相手にポケトークを向けるだけで、音声を拾って簡単に翻訳できるんです。

そして、翻訳の速さも〇。私が日本語を話してから3秒~5秒ほどで翻訳されたので、テンポよく会話ができそうだと感じました。対応言語数が63と多いのも魅力ですね。

一方、惜しい点と感じたのは、「神保町」などの地名や固有名詞は正しく認識されず、対応がまだ不十分だった点。今後のアップデートに期待したいところです。

操作性については、初めて触ったときにタップ操作が必要ということを理解しておらず、ボタンをカチカチ押していたので「なんで操作できないんだ…?」と苦戦していました。しかし、ボタンをカチッと押す操作と、軽くタップする操作の使い分けを理解したあとは、操作に迷うことはありませんでした。

【次ページ】ポケトークに向いている人とGoogle翻訳に向いている人

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