スマートLED照明「Hue」を2か月使ってわかった便利な点と不便な点

【ここが○】手持ちの照明器具にすぐ導入できる

Hueシリーズにはさまざまなタイプの照明があります。筆者が使っているのはE26金口サイズの一般的な電球と同じ形状の「Hue シングルランプ」「Hue ホワイトグラデーション シングルランプ」ですが、それ以外にもテープのように自由に貼り付け可能な「Hue ライトリボン」、テーブルライトとして使える「Hue Go」が選べます。

▲筆者が使っているのは電球タイプのもの。メインの照明としてはもちろん、スタンドや間接照明などにも向く。

よく「照明器具自体を買い替えないといけないんでしょ?」と聞かれるのですが、LED電球だけを買い換えれば手持ちの照明器具が活用できるんです。筆者はリビングのメイン照明には1600万色のカラーが出せる「Hue シングルランプ」を、寝室には2200~6500Kの白色光を調整できる「Hue ホワイトグラデーション シングルランプ」を使っています。

▲わざわざ専用の照明器具を用意しなくても、W26金口のものであれば何でも使える。

 

【ここが○】思ったよりも設定方法が簡単

HueはただのLED照明として使うこともできます。しかし、せっかく使うならスマホ連携させたいですよね。Hueをスマホで利用するには、「Hueブリッジ」が必要です。このブリッジをWi-Fi機器に接続することで、最大50個までの照明をスマホで操作できるようになります。

▲ブリッジのサイズは、直径88×高さ26mm。iOS 8以降、Android2.3以降のスマホと連携できる。

接続方法は思った以上にわかりやすく、まずは親機となるブリッジを家庭内LANにケーブルでつなぎ、スマホの専用アプリ「Philips Hue」で接続したいHue製品を登録するだけです。

▲ブリッジの照明が点灯した状態でアプリの「検出」ボタンを押せば、自動的に登録が完了する。あとは、ここに室内のHueシリーズを紐づけていく。

複数の照明を「リビング」や「寝室」といったようにグループ化しておけるので、グループ内のライトをまとめてオン/オフを切り替えたり、明るさを変更したりできます。

▲グループ化が完了すれば、あとはアプリ上での操作が可能。グループ内の個々の電球の操作も行える。

さらに、特定の曜日や時間に自動で点灯/消灯できる機能や、スマホのGPSで現在地を感知して自宅の近くに来たら自動点灯する機能などもあります。筆者はこのルーチン機能を愛用しており、ひとり暮らしなのに帰ったときに部屋が明るいことのありがたみを日々感じています。旅行や出張で不在になるときはタイマー設定が役立ちそうです。

【次ページ】シーンに合わせてカラーを変えて楽しめる

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