スマートLED照明「Hue」を2か月使ってわかった便利な点と不便な点

【ここが○】アクセサリーを追加すればさらにストレスフリー

まずは使い勝手が知りたかったので、筆者はアクセサリーは導入していないまま。しかし、試しに「Hue モーションセンサー」を使ってみたところ、これが思いのほか便利で驚かされたのです。

▲Hue モーションセンサーのサイズは、幅55×高さ55×奥行き20mm。付属のマグネットを使って冷蔵庫などの金属面に取り付けることもできる。

夜中に目が覚めて、寝室からリビングを抜けてトイレに行く際、いちいちスマホアプリで電気を付けたり、Amazon Echoに「Alexa、リビングの電気を点けて」と言うのが面倒でした。何故なら、寝起きはそういったワンアクションすらしたくないから!

しかし、寝室からリビングに出る足元にモーションセンサーを置いておけば、前を通るだけでリビングの電気がパッと付いてくれます。

▲足元に置いても邪魔にならないサイズ感。点灯するだけでなく、人の動きのないエリアの照明を自動的に消す機能もある。

同室に寝ているパートナーや子どもを起こしたくないときや、スマホ持っていない家族がいるなら、「Hue Dimmer スイッチ」や「Hue Tap スイッチ」を使うのもいいでしょう。

ひとつだけ悩ましいのは、いずれも追加コストが掛かること。モーションセンサーは4700円前後、Dimmerスイッチは3100円前後、タップスイッチは7300円前後。一式買い揃えるとなると、少々検討したいところです。

 

【ここが△】初期費用がやや高い

Hueを使うかどうか悩むのは、やはりその値段だと思います。Hue シングルランプは1球3600円前後、Hue ホワイトグラデーション シングルランプは1球8000円前後で販売されています。そしてHueブリッジは7800円前後。普通のLED電球が1個1000円以下で買えることが考えると、かなり悩ましいところ。

とはいえ、お得なセットも用意されています。Hueブリッジとカラー電球3つが同梱されるスターターセットは2万8000円前後、Hueブリッジと白色光電球2つとDimmer スイッチが付属するセットは1万4500円前後。たとえば、スターターセットと足りない分の電球をバラで購入すれば、少し割安に入手できます。

▲スターターセットでまずは使い勝手を試してみて、あとから照明を買い足してみるといい。

最初にかかるコストだけ見ると、「スマート照明って必要かな?」という原点に戻るかもしれません。しかし、2か月使った筆者が言えるのは、「これまでの照明に比べて便利なことのほうが多い」ということ。一度使えばその利便性から離れられなくこと必至です!

>> Hue

 


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(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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