【ここが○】アクセサリーを追加すればさらにストレスフリー
まずは使い勝手が知りたかったので、筆者はアクセサリーは導入していないまま。しかし、試しに「Hue モーションセンサー」を使ってみたところ、これが思いのほか便利で驚かされたのです。
夜中に目が覚めて、寝室からリビングを抜けてトイレに行く際、いちいちスマホアプリで電気を付けたり、Amazon Echoに「Alexa、リビングの電気を点けて」と言うのが面倒でした。何故なら、寝起きはそういったワンアクションすらしたくないから!
しかし、寝室からリビングに出る足元にモーションセンサーを置いておけば、前を通るだけでリビングの電気がパッと付いてくれます。
同室に寝ているパートナーや子どもを起こしたくないときや、スマホ持っていない家族がいるなら、「Hue Dimmer スイッチ」や「Hue Tap スイッチ」を使うのもいいでしょう。
ひとつだけ悩ましいのは、いずれも追加コストが掛かること。モーションセンサーは4700円前後、Dimmerスイッチは3100円前後、タップスイッチは7300円前後。一式買い揃えるとなると、少々検討したいところです。
【ここが△】初期費用がやや高い
Hueを使うかどうか悩むのは、やはりその値段だと思います。Hue シングルランプは1球3600円前後、Hue ホワイトグラデーション シングルランプは1球8000円前後で販売されています。そしてHueブリッジは7800円前後。普通のLED電球が1個1000円以下で買えることが考えると、かなり悩ましいところ。
とはいえ、お得なセットも用意されています。Hueブリッジとカラー電球3つが同梱されるスターターセットは2万8000円前後、Hueブリッジと白色光電球2つとDimmer スイッチが付属するセットは1万4500円前後。たとえば、スターターセットと足りない分の電球をバラで購入すれば、少し割安に入手できます。
最初にかかるコストだけ見ると、「スマート照明って必要かな?」という原点に戻るかもしれません。しかし、2か月使った筆者が言えるのは、「これまでの照明に比べて便利なことのほうが多い」ということ。一度使えばその利便性から離れられなくこと必至です!
>> Hue
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(取材・文/今西絢美)
編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。