■結ばない靴紐タイプ3選
▼(1)シューロック付きの靴紐「EasyJoy NO-TIE SHOELACES ほどけない靴ひも」
最初に試してみたのは、シューロック付きの靴紐「EasyJoy NO-TIE SHOELACES ほどけない靴ひも」。専用の靴紐とシューロックとエンドピースがセットになっています。
使い方はとっても簡単。靴紐を穴に通し、シューロックとエンドピースを取り付けるだけで出来上がりです。
シューロックは真ん中のボタンを押すと、中心部に靴紐が通る穴が開くタイプ。ボタンの中はY字に分岐しているので、穴が1個のほうからボタンを押しながら靴紐を通し、反対側に開いている2つの穴へ片方ずつ分けて引っ張り出します。
靴紐はそのままだと少し長いので、シューロックから出した靴紐をまとめてエンドピース(留め具)に通して止め結びにし、お好みの長さにカットします。
きっちりシューロックを引き絞っても靴紐にある程度の伸縮性があるので、脱ぎ履きはもちろん、足の動きにも制限がかからず楽に履き続けられます。カラーバリエーションが豊富なので、便利なだけでなく色使いを楽しめるのもポイント。今回購入したタイプは、ブラック、ブラウン、パープル、ピンク、すかいブルーの5色セット。その日の気分で選んだり、ジョギングやフットサルなど一緒にスポーツを楽しむメンバーでシェアしたりというのも良さそうですね。
▼(2)リボン結びのまま靴紐がゆるむ「くつひも ストッパー」
次に試してみた「くつひも ストッパー」は、靴紐の結び目に当たる部分に取り付ける金具。色はブラック、グレー、ワイン、ブラウン(写真)の4色で、2足分のストッパーが入っています。外側のプラスチック部分を反らせながら靴紐をスライドさせることで、紐をゆるめたり、結んだりできる仕組みです。
靴紐自体は普通のものを使用します。手持ちのシューズの靴紐の結び目をほどき、「くつひも ストッパー」の両端を反らせながら、金具の左右穴からそれぞれの靴紐を下から上に通します。そのまま、金具中央の穴へ上から差し込んでリボンを作ればOK。
靴を履くときは、リボン結びで最後に結び目を固く引き絞るのと同じように輪の部分を指でつまんで引っ張ると靴紐をきつく締めることができます。脱ぐときはもっと簡単で、足の甲で結び目あたりを押し上げるように圧をかければゆるみます。
実際に試してみると、装着は簡単で時間もかからず、靴紐をきつめに結ぶことができるので履き心地も快適。ただ、足の甲で圧をかけるとゆるむので、「球技などで急に走り出すとき、靴紐がゆるみそう」で気になる人もいるかもしれません。
▼(3)強力マグネットでガッチリくっつける「ズービッツ」
続いて試着するのは、アイレット(靴紐の穴)に強力なマグネットを取り付ける「ズービッツ」。カラーは全12色で、マグネットは磁力の違うS、M、Lの3サイズが用意されています。オフィシャルサイトによるとSサイズ(磁力5kg)はウォーキングなどの普段使いに、Mサイズ(磁力6kg)はランニング・ ジムでのレッスンに、Lサイズ(磁力7kg)は体重86kg以上の人、身長の高い人、思いっきりスポーツを楽しみたい人に適しているそう。
アイレットを左右それぞれ3個分使うので、先に取り付けたい靴の靴紐をアイレット3個分外しておきます。
ズービッツを取り付けます。靴紐を通す向きを間違えると見た目がきれいに仕上がらないので、やり直しを防ぐためにも説明書を読みながら進めたほうが良いです(経験者は語る)。
ズービッツを取り付けたら、靴紐の端を止め結びにして余った部分をカットするか、同梱されているアンカーを使ってスマートに処理します。
ズービッツを締めた状態で靴紐の長さをアンカーで調節したら余分な靴紐の端をカットします。
靴を履くときはズービッツを左右に離してから足を入れ、マグネット部分を近づければ「ガシャッ!」とくっつきます。思ったよりも激しい音を立ててくっつくので、簡単には外れなさそうで安心感があります。実際、歩いたり走ったりしてみても外れることはありませんでした。ただ、ズービッツのサイトにも説明がありますが、足の甲から圧がかかるような激しいスポーツには少々心もとないので、Lサイズを選んでおいたほうが賢明です。
靴を脱ぐときは、かかとを浮かせてズービッツの下からグッと力を加えると外れます。
ズービッツのマグネットの開閉が意外と激しく、「ガシャッ!」「パーンッ!」が面白くなってくると無心に繰り返してしまう恐れがあります。ご注意ください。