■ストレスは水に流そう
「オフィスで使えるストレス解消グッズはないか…」
そう思っていたときに見つけたのが、この「ストレス流せるメモ」でした。これは、心のなかのモヤモヤをメモに書き出し、そのメモを水に流すことでストレス解消に役立てられる、というものです。
パッケージを見てみると“1日1回7日分”と書かれていて、ストレスの“処方箋”といった趣きの文具であることがわかります。
メモそのものは、和紙のような質感。油性ペンやボールペンでも、サラサラと書き込み可能。実際に水に入れると、下の画像のように、徐々にメモが溶けていくのがわかります。
水面をかき混ぜるとたちまちの内にメモが破け、消えていきました。
ここでは、メモ1枚を水に入れましたが、ストレスを書いたメモを何枚も投入したあと一気に流す、というのも◯。メモは天然素材でできているので、何枚流しても自然破壊にはなりません。また、完全に水に溶かせるので、トイレに流すことも可能です。
■“書き出す”ことがストレス解消に
「メモを水に溶かすなんて、いわゆる“ネタ文具”の粋を出ないのでは?」と最初は思いました。しかし、心のモヤモヤを“書き出す”うちに、これが有効なストレス対処法だと気づきました。というのも、ストレスの内容を客観視することで、「いま自分はこんなことでイライラしているんだな」と心を整理できたからです。
ちなみに、特別なメモがなくても、ストレスを手ごろな紙に書き出すのもいいと思います。しかしオフィスの場合、ストレスを書き出したメモがうっかり人目についてしまったり、捨てたはずのメモが見つかってしまったり、ということがありますよね。ビリビリに破いても、その音が周りの注意を引いてしまうことも。
その点、水に溶かして消せる「ストレス流せるメモ」を使えば、静かに“証拠隠滅”ができます。ストレスを感じたら、メモを片手にトイレに飛び込んで、モヤモヤを書いたメモをその場で流す、という使い方もアリでしょう。前述の通りすぐ完全に溶けるので、トイレが詰まる心配もありません。
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「ストレス流せるメモ」の販売価格は410円。正直、メモが7枚入ってこの価格だと高めに感じます。しかし、ストレスに耐えきれなくなったときの“薬”と思えば、それほど高くないかもしれません。
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(取材・文/神戸紅実子)
編集プロダクション「ゴーズ」に所属。”平成生まれ昭和育ち”ながら、スマホやアプリに関する記事を若者文化に乗り遅れまいと執筆中。東横線ユーザーだが、ときどき中央線沿線にも出没する。
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