肉だけでは語れない!「肉山」の人気の秘密は肉以外にもあった

さまざまな赤身肉を味わえる肉山。部位ごとに異なる味を腹いっぱい楽しめるのが多くの肉山ファンを獲得するに至った理由なのはよーく分かったのだが、実は肉山の魅力は、肉だけではないのだ。

肉の旨みを存分に味わうために、さまざまな形で提供される肉たち。焼くだけではなく、揚げたりパテにしたりと調理法に違いはあるが、やはり主役は肉。異なる肉質を楽しむことに変わりはない。

そのため味付けも最低限だ。噛むたびにじゅわっとあふれ出る肉汁を味わうためだということは分かるのだが、やはりときにはちょっと変化をつけたくなるもの。

そんなワガママ舌にもってこいなのが、最初にテーブルにやってくる肉山特製の調味料と口直しの名脇役たちだ。

調味料は3種類。コチュジャンと柚子胡椒とチリマスタード。どれも肉の旨みを邪魔しない、いやむしろ引き立てる素晴らしい辛みだ。中でもチリマスタードは「これって何にでもあうんじゃない?」と思わせる万能感がある。肉にチリマスタードをのせてクチに放り込み噛みしてめていると、ぷつりと粒マスタードを噛み潰すことに。この触感とマスタードならではの絶妙な辛みが肉汁と混じり合い、旨みがより増すのだ。

さらに、調味料といっしょに出される自家製キムチとミニトマトもうれしいかぎり。赤身のさっぱり肉とはいえ、そこはやはり肉。どうしてもさっぱり感を求めるようになってくる。そんなときミニトマトをかじると、口の中もさっぱりリセットされ、次の肉が欲しくなるのだ。

さらに合間合間に出てくる野菜がいい。厳選した野菜を下手にいじらず、素材の味を楽しめるような形で提供される。この、往年の名投手・星野伸之ばりの緩急の付け方に、思わず「むほ~」と唸ってしまう。赤身肉を味わうためには野菜にもこだわり、その野菜の調理方法にまでこだわる。やはり肉山、恐るべしだ。

すべての肉を味わい尽くしたら、最後に肉山登頂記念の「肉」バッヂをもらおう。30代以上の人の多くがおそらく『◯ン肉マン』を思い出してしまうであろうゴム製の肉バッヂは、肉山登山した者だけが得られる証なのだ。

肉好きでなくても食べてみたくなる肉山だが、その人気っぷりは衰え知らずで、予約を取るのはなかなか難しい。しかし今なら、特別メニューに飲み放題も付いて、思う存分肉山登山できるイベント「食楽cuisine vol.03 肉山登山ツアー」がある。気になる人は要チェックだ。

ぜひ一度、肉山の赤身肉にチリマスタードをつけて食べてみてほしい!

>> 「食楽cuisine vol.03 肉山登山ツアー」

 


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(取材・文/&GP編集部)

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