蛍光体が連続しているため、照射が柔らかです。複数LEDを搭載している場合(LOB)では、クッキリとした影が多重に映りますが、この「クッキリ感」がかなり緩和されることになります。とはいってもダイオード素子自体は独立していますので、まだ完全にシームレスな照射になっているわけではありません。それでも十分に改善しており、LEDの仕様で頭痛などを起こす人には良いかと思います。
HIGH = 120ルーメン
MED = 60ルーメン
ECO = 20ルーメン
比較的狭いモードレンジとなっています。一番暗い20ルーメンでも歩行に問題はなく、手元作業にも十分。よほど見づらい状況でなければ、120ルーメンの出番は多くないような気もします。配光的に近距離しか使えないので、逆に言えばかなり暗めでも十分に感じます。
ボディサイズは本当にコンパクト。わずか46gしかなく、ポケットに入れても何ら邪魔になりません。このくらいのサイズであれば、ハンディライトがわりに携帯することも選択肢に入ってきます。あまり災害を盾に取りたくはありませんが、防災装備としてはハンディライトよりもヘッドライトの方が優れているのも事実です。
充電はマイクロUSBポートで簡単にできます。充電中はメインスイッチが赤色に点灯します。充電完了すれば緑色に変化します。
内臓式充電池は未だ賛否がありますが、このところは充電式の方が便利という声が増えているのも事実です。
ヘッドライトではありますが、首からかけて使用するのもオススメです。通常通り額に水平につけると、足元の光量が不足しがち。かといって前にライトを倒すと、やや視界の眩しさが増します。これを首に下げてみると非常に程よく手元足元を照らしてくれます。首から下げた状態でも、目線の高さの作業に支障はありません。COBの配光の広さを実感できるかと思います。
実は背面クリップがあり、ポケットに引っ掛けて前照灯としても使えます。確かに簡便な方法ですが、保持力も強くはなく、そもそもヘッドバンドなしで携帯するのは本来の性能を制限する気もしますので、首にかけてしまった方がスマートかなとは思います。
軽量コンパクトで配光が広く、充電等も簡単。現代的なヘッドランプですね。上にある画像は、首から下げた状態で通路の末端で撮ったもの。LOWモードなので暗く写っていますが、全体を照らしている雰囲気は感じていただけるかと思います。
最初に見たときは、あっれえ?バンディット(ストリームライト)かな? と思いましたが、最後まで見てもやはりほぼバンディットですね。こういったアイテムは形状というか全体の仕様が似てくるのはやむを得ないことかと思います。まあそういうことです。
メーカーの方向性を反映して、NR-004Rの方が一般的には使いやすいかな。お値段も安いですしね。(アカリセンター価格:2160円)
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(文・写真/アカリセンター・HATTA)
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