8万円は高い?いいえ、「かまどさん電気」はこんな人にオススメなんです

■土鍋ならではのひと手間があるのも事実

筆者が使うときに気になったのが、「無洗米を使えるか否か」という点。普段は少しでも家事の手間を軽減したいので無洗米を使っているのですが、これだけ本格的な炊飯器では使えないのではないかと心配していたのです。

▲無洗米を使う場合は、水通しが必要

実際に今回は無洗米を使ったのですが、まったく問題なく炊きあがっていました。かまどさん電気のホームページを見ても、「無洗米の場合は、ザルに無洗米を入れて、水を一度とおしてから炊飯してください」と書かれています。水を通すくらいなら普段もしているので、このひと手間は気になりませんでした。

むしろ、炊飯器に慣れている身としては、土鍋ならではの手入れが必要なことに少しハードルを感じました。たとえば、最初におかゆを炊いて「目止め」しないといけない点や、炊きあがったごはんが土鍋にこびりつきやすい点などです。もちろん、目止めは最初だけで構いませんし、ごはんはすぐ土鍋から出す習慣を身につければ問題ありません。

■かまどさん電気に8万円の価値はある?

最終的に気になるのは、8万6168円(税込)というその価格。率直に言って、日々土鍋でごはんを炊いている家庭にとっては、あえて買い替えるほどではないと思います。また、通常の3合炊きの炊飯器に比べるとサイズが大きいので、置き場所に余裕がないキッチンにもあまり向きません。

▲500mlペットボトルと並べると、少し大きいのがわかる。本来サイズは幅30×高さ26.1×奥行き30㎝

その反面、オール電化で土鍋が使えない家庭や、コンロの口数が少ない家庭など、“土鍋ごはんに憧れはあるものの仕方なく炊飯器を使っている人”こそ、かまどさん電気はオススメです。火を使うのが心配な高齢者のいる家庭にとっても、電気でおいしいごはんが炊けるというのは大きな強みだといえます。

▲かまどさん電気には、レシピブックのほか、手ぬぐい、しゃもじ、しゃもじ置き、米カップ、水カップ、鍋敷きが同梱される

バーミキュラもごはんを炊いているときには調理はできないですし、通常の電気炊飯器よりも多少の手間を必要とするのは両者に共通しています。あえて言うなら、かまどさん電気ほ炊飯に特化しているので、操作性がシンプルで使いやすく感じる人は多いと思います。

土鍋で炊くごはんのおいしさは一度知ってしまうと、なかなかこれまでの炊き方には戻れません。「かまどさん電気」で、今年は土鍋ごはんデビューしてみませんか?

>> かまどさん電気

 


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(取材・文/今西絢美

いまにしあやみ/エディター、ライター

いまにしあやみ/エディター、ライター

編集プロダクション「ゴーズ」所属。スマートフォンなどのデジタル製品を中心に、アプリや関連サービスに関する記事をウェブや雑誌で執筆中。趣味は食べ歩きで、食にまつわるサービスや製品のチェックがライフワーク。

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