〈安価機械式「チプメカ」マニアの1万円以下腕時計購入記〉
ネットオークションでチプメカを入手しようとする時に、いわゆる“ジャンク品”と記載のあるモノや、風防に大きなキズのあるものなど、あえてオンボロな品物を積極的に狙う時があります。理由は単純で、その方が相場より安く落札できるからです。
“ジャンク品”の記載があっても、実際に届いて裏蓋を開けて見てみると意外とキレイで普通に作動していたり、はたまた全く逆の“ジャンク”そのものでパーツの破損や錆びなどで完全に不動のまま、という場合もあります。
そんな“ハズレ”を掴まないためには入札前に出品者の紹介文をしっかり読む事と掲載画像を細かくチェックするくらいしか判断材料がないのですが、実物が届いて裏蓋を開ける時のドキドキ感、「おお、コレは掘り出し物!」という高揚感や「錆びがヒドイ、やっちまったー!」みたいな絶望感、そんな悲喜コモゴモがネットオークションの醍醐味みたいなモンです。
そんな“掘り出し物”との出会いを求めて、今日もネットオークションという名の大海原を巡回してチェックを欠かさないのですが、今回は少し趣向を変えて、アタリかハズレかを知る際に必要となってくる、腕時計の裏蓋を開ける時計工具についてのご紹介をしようと思います。(つまりは、ご紹介できるような掘り出し物との出会いが無かったんだよ…!)