iPhone 6sの新機能「3D Touch」は必要?それとも不要?

 

ホーム画面のアイコンを深く押すと「クイックアクション」が起動します。例えば「電話」を押すと「よく使う項目」に設定した電話番号や、よく電話をかける人が表示され、それを選択するだけで発信できます。

「カメラ」を深く押すと「セルフィーを撮る」「ビデオ撮影」などのメニューが表示されます。つまり、目的の操作が素早く行えるわけです。ちなみに、この機能に対応していないアプリのアイコンを押すと、ブルルと短く振動して、非対応であることがわかる仕組みです。

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■メールをチラ見できる!

3D Touchの主となる操作が「Peek & Pop」です。Peekは「覗く」という意味で、たとえば、受信ボックスにあるメールを押すと、そのメールの中身が表示されて、メールを開かずとも覗き見ることができます。さらに押すと「Pop(開く)」でメールが表示されるという仕組み。これ、ものすごく便利です。未読メールがたくさんあるときに、大事なメールを素早く探すことができ、チラ見しただけで指先を離すと、未読の状態を維持できます。覗き見の状態から、左右にスワイプして、開封済みにしたり、ゴミ箱に移したりすることもできます。また、上方向にスワイプすると、下に「返信」「転送」などのメニューが表示されます。

 

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■リンク先やカレンダーもチラ見できる!

「メッセージ」アプリでも、「メール」アプリと同じようにチラ見ができます。メッセージにURLがあった場合は、それを押すと、そのウェブページポップアップ表示されます。写真がある場合は、その写真を拡大表示でき、保存することもできます。

日時表示を押すと、カレンダー画面が表示されます。つまり、青色のリンク表示があれば、それを押したら、アプリを切り替えることなく、情報を確認できるという仕組み。Safariでネットサーフィンをするときにも重宝すること請け合いです。

 

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■SNSに投稿する写真を素早く探せる!

FacebookやTwiterなどに投稿する写真を選ぶ際に、何枚もの写真を開いたり閉じたりすることに、時間を要していませんか?  iPhone 6sでは、その手間からも解放されます。「写真」のサムネイル画面で、写真を押すだけで確認できるからです。

縦向きの写真か横向きの写真かもすぐに分かります。その状態で上方向にスワイプすると、「コピー」「送信」「削除」といったメニューを選択できます。編集したい場合は、さらに押し込むと、写真を開いた通常の画面に切り替わり、編集も行えます。

 

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■スピーディーにアプリを切り替えられる!

iPhone 6までの機種では、アプリを切り替えるには、ホームボタンを2度クリックして「マルチタスキング」画面を表示させる必要がありました。iPhone 6sでも同様にマルチタスキングを利用できますが、さらに3D Touchで素早く切り替えられる方法も追加されました。

画面の左側を押すと、起動中のアプリの画面がちらりと見えて、右方向にスワイプすると、マルチタスク画面に切り替わります。直近で使っていたアプリに切り替えるには、押してからフリックするだけでOK! 片手で操作している時って、ホームボタンが意外と押しづらいんですよね。この3D Touchを用いたアプリの切り替えは、一度覚えると手放せなくなりそうです。

 

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■文字修正が楽チン!

メールを使うことが多い人に役立つのが、キーボードをトラックパッドのように使える機能。テンキーでもQWERTYキーでも、キーボードの部分を深く押すと、キーの文字が消えて、そこをなぞることでカーソルが動かせる状態になります。

間違って入力した文字を修正する際、これまでは間違った部分の後ろをタップして、カーソルを表示させてから動かすという器用さを要しましたが、これからは、キーボード部分の操作だけでラク〜に修正することができますよ。

 

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■味わい深い手書きメモが書けます!

iOS 9から「メモ」アプリの機能がぐ〜んと拡張されました。手書きのメモが書けたり、写真を貼れたり、チェックリストを付加できたり……。これらは、iOS9にアップデートした従来のiPhoneでも同じように利用できますが、iPhone 6sでは、手書きの際に、筆圧を感知して、濃淡も表現できます。絵心のある人でしたら、ちょっとしたお絵描きを楽しんだりもできるかもしれませんね。

 

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■結論

3D Touchは、なくても困らないけど、あったほうがいい機能という印象です。慣れてしまえば、もう元には戻れないというか、画面をついつい深く押したくなってしまうかもしれません。

まだ対応アプリは限定的ですが、今後どんどん対応アプリが増えてきたら、深く押す操作を直感的に使いこなせるようになってくるのではないかと思います。押す深さを変えてコントロールできるゲームなども増えてきそうですね。というわけで、新しい操作感をいち早く体感したい人は「買い」だと思います!

 

(文/村元正剛)

 

 

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