次はガソリンで。
まず、ポンプを燃料ボトルに入れます(ボトルに入れるときも取り外すときも、フレキシブルホースを取り外して作業します)。燃料は、ホワイトガソリンもしくは自動車用レギュラーガソリン(通称、赤ガス)を使用。ちなみにハイオクは添加物が多く、詰まりの原因となるので使用できません。
ダイヤルを押し込んだ“LOCK”状態で、“Stop”の位置にあることを確認してから、ポンピングノブで加圧します。
インジケーターの赤いラインが見えたらポンピング終了の合図。そのあと、フレキシブルホースとポンプを接続します。ガスバルブ同様、スライドリングで確実にロック。
ダイヤルを引き出し、ロックを解除。ダイヤルを“Stop”の位置から“Start”に動かしてライターで着火。予熱不要ですぐに着火するのは、同社ならではのシステムなんですね。
最初は赤い炎が出るので、このまま約40秒放置。青く変化したらダイヤルを“Run”に変えて、再度ポンピング。インジゲーターの赤いラインが見えたら、あとは“Run”の位置で火力調節をして調理スタート。動きがしなやかなフレキシブルホースだから、ホースを付けたままのポンピングも楽々です。
消火は、ダイヤルを“Air”に切り替え、炎が消えたら“Stop”に。ダイヤルを押し込んでロックしたら消火完了です。このあたりの基本操作は「MUKAストーブ」と変わりません。
炎は広がることはなく、中心に向かって集中します。燃料分離型はどうしても火力調整にタイムラグが生じます。あと、火力調整で弱火にしようとして、つい消火の“Air”にしてしまうことが何度かありました。ここらへんは慣れが必要ですね。とはいえガソリンは安定感抜群。
同社には、すでに耐風性の高いウインドマスターがあります。けれど、五徳が小さいので大型のクッカーでは心もとないのも事実。オートキャンプやバイクでのツーリングなら、大きな五徳を持つストームブレイカーに軍配が上がりますね。
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(取材・文/大森弘恵)