焦げ付き防止加工を施している鍋は、汚れを落としやすいという点で野外向きです。でも鍋の加工は高温に弱く、空だき厳禁。たとえば、炒めものをするときは菜箸を常に動かし、食材がない空だき空間がないようにしないと加工が浮き上がり、はがれやすくなるんですね。加工がはがれると、一転して焦げやすいやっかいな鍋に格下げです。
とはいえ野外では風の影響を考えて火力を最大にしたり、高温となる焚き火や炭火にかけたりすることもあるし。そうなると薄い鍋がゆがんで使いづらい鍋になってしまいます。
SOTO「ステンレスヘビーポット ゴーラ」(1万6500円/税抜)は、数年ごとに鍋を買い換える…を繰り返してきたアウトドアコーディネーター、小雀陣二さんが企画したクッカーセット。その使い心地とは?