[Gear Maniax #074] 日々の開梱をラクにする鍵サイズのミニツール

私達が日常で「刃物」を使う時、料理以外で使うとしたら、どんな時でしょう? そう、通販で注文した荷物が届いた時です。

皆さんは何で梱包を開けますか? ハサミですか? カッターですか?

そんな時、驚くほど便利なのが、このTAO BARです。早速、詳細をご紹介しましょう。

全長は折り畳んだ状態で61mm、重量はわずか16.1gしかありません。非常に小型で軽量。この状態では、簡易的な釘抜きや栓抜きが使えます。ブレードとハンドル部分のジョイント部にはホールが空いており、付属するSビナやランヤードを通せます。

ちょうど鍵と同じ程度のサイズ。ツール自体も薄いので、鍵束に付いていてもなんら違和感もなく、邪魔にもなりません。折り畳んだ状態でもブレード部がむき出しになりますが、ブレードは片刃になっており、余程のことがない限り、折り畳んだ状態で指を切るようなことは無いハズです。

ブレードを展開するとこのようになります。ハンドル部分はチタン合金製で、ブレードの表面にはテフロン加工が施されており、錆びにくくスベスベしています。この理由は後ほど紹介します。

機能は5種類。

・ボックスカッター
・シートベルトカッター
・SL5 スクリュードライバー
・釘抜き
・栓抜き

ダンボールに刃を当ててみたところ、意外なほどよく切れました。片刃なので左利きの私には少々癖がありますが、全く問題ないくらいサクサク切れました。また、PP製の結束バンドを切ったりするのにも便利かと思います。

何よりユニークなのが、この鉤状の先端部。封緘テープの端に引っ掛けるようにして刃を当てて引くと、スンナリとテープを切れます。この感覚はなかなか面白く、力をあまり掛けずにスムーズに開梱できます。しかも、先端部が尖っていないので、内容物やドキュメントを傷つける心配がありません。カッターで開梱したら、中の書類を切ってしまった…なんて経験もあるのではないでしょうか? このTAO BARのブレードであれば、そんな心配は必要ありません。

ブレード表面の滑らかなテフロンコートは、テープ糊の付着を最小限に止め、お手入れしやすくなっております。どんなによく切れるカッターやハサミでも、テープを何度も切っていると糊が付着して切れ味が悪くなってしまいます。それを防止するコーティングです。

ブレードを収納する時は、ハンドル部のライナーロックを押しながら折り畳みます。ブレードの先端が尖っていないので、このように片手で閉じることも簡単、「安全で合理的」なブレードです。もちろん普通のナイフのように、先端部を利用した細かな切り出しや刺すような使い方はできません。あくまでも、「ダンボールの開梱」という、ごく日常的用途として便利に使えるだけです。普通のナイフよりも優れているという意味ではありません。

ブレードの付いていないマルチプレートツールと比較しても、サイズ的にほとんど変わりません。プレートツールでは、困難であった「開封作業」が捗るツールです。

>> 連載[Gear Maniax]

 


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(文・写真/アカリセンター・HATTA)

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