暑い日はサラッとね!鯖缶とインスタント味噌汁で簡単「冷汁」ーソトメシ特集①

■味噌汁をごはんにかけた「ねこまんま」ではない!

きちんと冷汁を作ろうとすると、いりこをからいりして、味噌と混ぜて焼いて、すり鉢ですって…と結構手間がかかるんですが、キャンプでその手順は正直、面倒くさい。そこで手にするのが、だし入り味噌やインスタント味噌汁。

「じゃあ、冷汁は味噌汁を冷やしてごはんにぶっかける“ねこまんま”でいいじゃない」

と思うかもしれませんが、それでは冷汁とはいえません。味噌を焼いてから、水でとく。これが、ねこまんまとの大きな違いなんです。

ミョウガや大葉、ショウガなどの薬味は、スーパーの「薬味セット」を使えばOK。鯖缶1缶でおおよそ5~6人分を作れます。ソロやカップルの場合は鯖が余るので、卵焼きなんかにすると無駄がありませんし、なんだかすてきな朝食になりますよ。

▼作り方

インスタント味噌汁の調味味噌を小型スキレットで焼きます。いい香りがしたら、ひっくり返して焦げ目が付いたらOK。トーチで上から焼き目をつけたり、スキレットのふたがあるなら炭火に突っ込んでもいいですよ。

キュウリは輪切りして、塩をふっておきます。水分が出たら、水気をよく絞っておきましょう。

そしてゴマを軽くいります。そのままでもいいんですが、軽くいるだけで風味アップ。できれば、いったゴマを軽くナイフで潰しておきましょう。

次に鯖缶の身を細かくたたきます。

そして焼いた味噌、鯖、ゴマをよく混ぜ合わせます。

鯖缶の汁を小さじ1程度加えます。その後、好みの味になるまで水を入れます。もし薄くなりすぎたら、醤油を加えて調整。

ごはんにかけて、塩もみしたキュウリ、刻んだミョウガ、しその葉をトッピングしてできあがり。あれば氷を添えると、暑い日だってサラサラッと食べられます。

今回は、オクラが手に入ったので、軽くグリルしたものを加えてみました。ほかにもトマトやナスの塩もみなんかを入れてもいいですね。

 


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(取材・文/大森弘恵)

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