■スタッフの接客なしで自由に選べる什器
テーマ別に作られたiTAGを選び、ディスプレイ内のタッチパネルに触れる。すると、体系的に分類された時計が紹介され、搬器に展示された時計が自動で回転。タッチパネル内の時計と表に現れた時計は連動しており、好きな時計を選んでタップすると、その時計にスポットライトが! 従来ならばガラスケースの中に収められ、スタッフ立ち会いのもとでしか見られなかった高級時計を自由に選べるという画期的な搬器となっています。
タッチパネル上では、あらゆる角度から撮影した写真やディテールについての詳細な情報をチェックできるほか、スクリーンに表示されるQR コードをスマホなどで読み取ると、時計の情報を保存できます。自宅で比較検討するときのメモや、公式オンラインブティックでの購入のためのリストづくりも可能です。
「接客を受けることが苦手」「憧れの高級時計を見てみたいけれど敷居が高くて…」という、誰もが高級時計購入に際して持つハードルを一気に下げてくれるこの新たなアイデアは、新たな店舗づくりとして受け入れられている模様。今年のバーゼルでのiTAGお披露目以降、今回初めてショップへ導入されました。今後はオープン予定のロンドンやニューヨークの店舗にも展開される予定です。
「タグ・ホイヤー 銀座 ブティック」では、店舗1階すぐの左右に「MEN」「LADIES」「LIFESTYLE」、そしてスマートウォッチを集めた「CONNECTED WATCH」の4種類のiTAGを設置し、最新のタグ・ホイヤーを体験しやすいレイアウトになっています。
このほかに、地下には歴代の名品を集めた「BEST OF」のiTAGを、2階には「HERITAGE」がテーマのiTAGを設置。より密な接客を行うスペースを訪れる人もiTAGを体験できるようになっています。
タグ・ホイヤーの広報によると、高級時計の購買層は若年層にも広がっていて、2月に立ち上げた公式オンラインブティックも予想を上回る売り上げが続いているそうです。
■歌舞伎モチーフにホワイトカラー 銀座ブティック限定モデルにも注目
「タグ・ホイヤー 銀座 ブティック」のオープニングには、歌舞伎俳優の中村獅童さんと、タグ・ホイヤーのアンバサダーを務めるトップモデル ベラ・ハディッドさんも登場。
中村獅童さんが着用していたのは、日本の歌舞伎をイメージした銀座ブティック限定モデル「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー02T GINZA エディション」。そして、世界のフラッグシップで展開されるブティック限定モデル「タグ・ホイヤー カレラ キャリバー ホイヤー01 クロノグラフ」。いずれも数量限定・シリアルナンバー入りで発売中です。
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(取材・文/北本祐子)
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