先頃、日産自動車と住友商事の合弁企業であるフォーアールエナジーが、福島県浪江町に“使用済みEV(電気自動車)用バッテリーの再製品化専用工場”を開設しました。
EVと聞いて真っ先に思い浮かぶのは、日産「リーフ」という人も多いかと思いますが、初代モデルが発売されたのは2010年末のこと。以来、世界累計販売台数は30万台を超え、そのうち約30%%が日本市場で販売されています。また、リーフは昨2017年、フルモデルチェンジを実施したこともあり、初代モデルは買い替えの時期を迎えています。
となると、ユーザーが手放したリーフの使用済みバッテリーはどうなるのか? という疑問が生じるのも自然のこと。フォーアールエナジーが取り組むのは、この使用済みバッテリーの再活用事業、というわけです。
では実際に、バッテリーの再製品化とはどのようなプログラムなのでしょうか? また、一般ユーザーにはどのようなメリットがあるのでしょうか? 工場の模様とともにレポートします。
- 1
- 2