■まずは自分の耳に合うリングサポーターをセット
使用する前には、USBケーブルで電源につないだ付属の専用充電ケースに本体をセットし、しっかりとチャージします。専用充電ケースのバッテリー残量は、インジケーターの点灯色(赤=15%未満、オレンジ=約80%未満、緑=約80%以上)で確認できる仕組み。
本体も同様で、専用充電ケースに収納している際は、ケースの蓋からインジケーターの色が透けて見えます。それぞれのバッテリー状態がひと目で分かるのは便利です。なお、音楽を再生するなら本体のみで連続約4時間、本体のバッテリーをチャージできる専用充電ケースとの併用で最長約16時間使えます。
大きさが異なる3種類のリングサポーターが付属し、自分の耳にフィットするものを選びます。3種類を試した結果、左はMサイズ、右はLサイズが一番しっくりときました。ただし、イヤーピースで耳穴をしっかりと塞ぐ通常の密閉型とは異なり、リングサポーターを耳穴にはめるXperia Ear Duoのフィット感はややアバウト。特に筆者に関してはLサイズでも右耳のフィット感が今ひとつで、頭部を軽く左右に動かしただけでも、耳穴にはめたはずのリングサポーターがポロッと外れてしまいます。
ソニーのイヤホンやヘッドホンは、専門の“耳型職人”が開発に携わるくらいフィット感へのこだわりは強く、本製品に関してもおそらく多くの人は何ら支障のない話かもしれません。同製品にジャストフィットしない筆者の右耳が、ただただ残念でならず…(涙)。
着脱を繰り返してはベストなセッティング位置を探ること数日。リングサポーターを通常の固定位置からちょっとずらしてみると、あらビックリ! 驚くことに耳にしっかりとフィットするようになりました。
見た目からお分かりのように、リングサポーターの端がしっかりセットされていない“亜流”ゆえ、これはもちろんメーカーの推奨外の使い方です。ただし、せっかく購入したのにフィット感が物足りないなら、こうした手段を試してみてもいいかもしれません(リングサポーターが破損するなどの可能性があるので、あくまでも自己責任でお願いします)。
耳たぶを少し引っ張りながら下から挟むように入れるのが、本機をセットするポイント。
リングサポーターを耳の穴にしっかりはめたら装着完了です。下掛けタイプなので、メガネのテンプルに接触しません。周囲の音とともに、音楽やラジオの音声が耳に直接届く感覚はとても新鮮です。