(1)これから家を建てるなら、ARでチェックしてみては!?
「QHOME(キューホーム)」(無料)は、実寸大の住宅の間取り図をARで確認できるアプリ。家を実際に建てる前には、3Dデータを起こすことが多いですが、そういったデータをiOSデバイスに取り込んで表示します。
印刷したマーカー画像を活用することで、場所に関連づけて実寸大の構造を呼び出せるのがポイントです。
(2)これ面白そう!立体お絵描きコミュニケーション
「Graffity(グラフィティ)」(無料)は、空間にいたずら描きできるアプリ。アプリ名が「落書き」の意味ですから、そのまんまですね。でもARなので、壁は汚れません。
ちなみに、アプリ内でビデオ通話を実行しながら操作すると、相手の見ている画面に描いた線が表示されます。ちょこちょこズレるので難しいですが、パソコンとかヘッドマウントディスプレイとかいらないのがよいですね。でもコレ、シンプル故に企画力が試されます。
(3)ARで絵画の詳細が再生される
「Boulevard AR(ブールバール エーアール)」(360円)は、ARkitの説明でよく目にするアプリですね。従来は、床を認識して、そこから絵画が立体的に表示されました。これが壁を直接認識して、絵画を表示できるようになっています。
残念ながら、こちらはまだ英語のみ。そのうち、こういうアプリ増えたらよいですよね。
(4)ARを使って、宝探ししようぜ!
「ARrrrrgh(エーアーーーール)」(※日本語表記が正しいのかは謎)(無料)は、宝探しができるゲーム。家族や友たちとやると楽しいこと間違いなしです。
ピンポイントで見つけないとスコップが地面に通らないんです。だから広い場所でやると結構難しい。大人でも楽しめそうでした。ちなみに、平面ならテーブルの上とかにも宝箱を隠せましたが、壁とかには隠せません。
(5)「どっち向きに進めばよいの?」にサヨウナラ
最後は、「Yahoo! Map(ヤフーマップ)」(無料)について。ナビゲーションアプリとしてはお馴染みかもしれませんが、AR機能がついていたこと、ご存知ですか?
使い方は、目的地を指定して、ナビゲーションを開始したら、画面右上にある「ARモード」をタップするというもの。非常に簡単です。もし、ARがズレてしまったら、一度「地図モード」に切り替えて、再度ARモードにすると、リセットできますよ。
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ARアプリもいよいよ実用的なものが増えてきましたね。無料で試せるものも多いので、ぜひ手持ちのiPhone・iPadで体験してみてください。
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(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。
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