■iPhone 6/6s/7をワイヤレス充電対応に
今回購入したケースがこちら。「Ewin」というブランドのiPhoneケースです。商品名が明確ではないんですが、パッケージには「NICE CASE」って書いてあります。
対応機種は、iPhone 6/6s/7と記載されています。今回は、iPhone 7で使ってみました。
同ケースは、ワイヤレス充電規格の“Qi(チー)”をサポートします。iPhone X/8/8 Plusや、国内向けのAndroidモデルで使用するワイヤレスチャージャーは基本的に使えると考えてOKです。
■細部を確認しよう
ケースの背面には、出力について記載がありました。下部にLightningコネクタの端子がちょろんっと飛び出ています。
早速装着してみました。ケースは側面がシリコン製っぽくて柔らかい。背面は、ワイヤレス充電のレシーバーが入っているため、少し厚みがあります。
この状態で充電台に設置すると、ワイヤレスで給電がスタートします。精確な充電スピードは測定していませんが、筆者が普段使っているiPhone Xと比べると、少し遅い印象でした。
これは補足ですが、ワイヤレス充電は、充電台の出力ワット数かレシーバーが対応しているワット数、あるいは充電ケーブルの性能でスピードが制限されることがあります。どれかが弱いと、そこがボトルネックになるわけです。
とは言え、とにかくワイヤレス充電ができることに価値がある。iPhone 7を充電台に置いておくだけで、バッテリーが増えていくようになりました。
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そもそも、ワイヤレス充電のメリットは、ケーブルを抜き差しせずに充電できること。ちょっと操作したいと思ってスマホを取る際に、ケーブルの物理的な長さに制限されずに扱えます。また、ケーブルに足を引っかけるといったリスクも減るはず。筆者はケーブルの抜き差しを頻繁に行うのがストレスだったので、ワイヤレス充電に変えてからとても使い勝手が良くなりました。
一方、デメリットは、操作するたびに充電が途切れること。有線ならLINEしながら充電できますが、ワイヤレス充電では台から取り外すたびにストップします。もちろん、必ず使わなければいけない機能ではないので、こういったメリット・デメリットを踏まえて、トライしてみるか検討してみるとよいでしょう。
ちなみに、今回紹介したのは「ケース型」の商品でしたが、ワイヤレス充電のレシーバーだけをLightningコネクタに接続する「シート型」もあります。「ケースのサイズが合わなくて使えない」「お気に入りのケースのままがよい」という人は、そちらもチェックしてみてください。
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(取材・文/井上 晃)
スマートフォン関連の記事を中心に、スマートウォッチ、ウエアラブルデバイス、ロボットなど、多岐にわたる記事を雑誌やWebメディアへ寄稿。雑誌・ムックの編集にも携わる。モットーは「実際に触った・見た人だけが分かる情報を伝える」こと。編集プロダクション「ゴーズ」所属。
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