ジャガー「Fタイプ」は、イギリスのラグジュアリーブランド、ジャガーが展開するピュアスポーツカー。
全長4480mmと大き過ぎない2シーターのボディは、荷物を置けるスペースが広くとられていない(ラゲッジスペースも浅く実用性は低い)ことから、走りを重視したパッケージングであることがよく分かる。
Fタイプは、1996年から2006年に掛けて展開された4人乗りのラグジュアリークーペ&コンバーチブル「XK」シリーズの後継車種といわれるが「ゴルフバッグを積むために荷室を大きくした」とも揶揄され、全長4790mmと大柄なXKシリーズとは、根本から設計思想が異なる。
そんなFタイプに、昨2017年9月、ちょっとした事件が起きた。排気量が“わずか”2リッターの、4気筒ターボエンジンが搭載されたのだ。まさに、ラグジュアリーブランドのスポーツカーとしては異色の組み合わせ。今回は、そんな衝撃モデルの魅力について考えてみたい。
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