SUV人気はますますヒートアップしそうな状況ですが、その中でも“SUVの頂点”といった存在なのが、メルセデス・ベンツの「Gクラス」。そんなGクラスの新型「G550」(1562万円)と、メルセデスAMG「G63」(2035万円)が、ここ日本でもついにお披露目されました。
元々、軍用車だった「ゲレンデヴァーゲン」を市販車にアレンジしたのが、Gクラスの始まり。今から39年前、1979年のことです。
従来型Gクラスの、見るからに頑丈そうな角ばったフォルムは、いまどき珍しいほどアナログな雰囲気でしたが、それもまた魅力のひとつでした。カーデザインといえば、洗練された先進感のあるスタイリッシュなフォルムがいつの時代も人気を集めますが、その対局にある、昔ながらの武骨なスタイルの従来型が高い人気を得てきたのは、SUVとしての本物感と、まるでタイムスリップしたかのような気分にさせてくれる雰囲気を備えているからなのかもしれません。
その結果、乗るだけでステイタスとアドベンチャーな雰囲気の双方を手にできると高い評価を集め続け、従来型Gクラスは初登場から39年もの間、そのデザインとともにずっと愛されてきたのです。
【次ページ】新型Gクラスは不変を装いつつ、実は中身は劇的に進化▶
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