“追いパクチー”は自ら栽培が正解!「超大盛りペヤング」にも入れてみた!

■パクチーは8日程度で芽吹きます!

実はパクチー、栽培自体は非常に簡単。正味な話「種を適当に蒔いて、水を適当にやっておけば勝手にすくすく育つ」というレベルで、準備さえ整えば誰にでも育てられます。

用意するものはプランターと腐葉土、プランターの底に敷いて水はけをよくする小石と肥料、そしてパクチーの種です。これらはすべて、ホームセンターや100均などで揃います。戸建てにお住まいの方は、日当たりと水はけのよいお庭の一角を耕しておけばOK。

▲かかった費用はトータルで1500円ほど。鉢や土、小石はありものでもOKです

半分ほど土を入れ、化成肥料をざざっと蒔いて下地造り。土が乾いていたら、予め水を撒いておきましょう。

さらに土を入れて、もう一度水を撒いて完成。

これがパクチーの種。すり潰すと香辛料になります。種を投入し、土を均して完了です。

ここまでの所要時間は20分程度。個人差はあれど、まず疲れさえ感じない軽作業で完了しました。後は土が乾かないように水を撒きつつ、芽が出るのをひたすら待ちます。発芽までは概ね1週間~10日程度らしいのですが…。

8日後に発芽しましたー!

ひとつ目が芽を出したときは土に紛れ込んでいた雑草かと思いましたが、翌日から他の箇所でも一斉に芽吹きました。とりあえず一安心です。

 

■栽培に自信がなくても「サスティー」でラクラク管理!

この段階ではまだ「若葉」。パクチーのギザった葉(本葉)が出るまでは、土が乾かないように水をやっていきます。そしてここで、秘密兵器を入手! その名も“水やりチェッカー「SUS・tee(サスティー)」” です。ざっくり説明しますと、サスティー本体の白い部分が水を吸うと青く変色し、この部分が乾いてくると元の白色に戻ります。これを土に挿すことで、土が十分な水分を保っていれば青色に、乾いてくると白色に変色。つまり、土を掘り起こさなくとも土の水分量を確認できる=水やりのタイミングがわかる、というわけです。

ロングとミディアムの2サイズを購入。早速、サスティーをプランターに挿してみた結果…。

おお、青く染まった!

パクチーは高温は好んでも多湿は苦手という特性があり、水のやりすぎはパクチーを弱らせ、枯れてしまう原因となってしまいます。サスティーで土の中の水分量を把握すれば、過度の水やりを防ぎつつ、乾きが確認できたら水をあげられます。よし、何かいい感じに育てられそうです!

土が乾き気味ですがサスティーは「青色」。この時点で水やりの必要はないということです。

発芽から10日ほど経過して本葉も順調に伸び、プランターの中も結構わさわさしてきました。植物が育つのを観察して文字で起こすなんて、夏休みの宿題で朝顔とかひまわりを育てた時に絵日記を描いて以来ですよ。あの頃の自分に、今同じことをやって原稿料をもらってるんだよと教えてあげたい…。何だろう、あまり笑えない。

▲ここまでは何だか可愛さを感じていましたが…

 

■収穫の時期が到来!さっそく食べてみると…

そして種蒔きから約1カ月、発芽から3週間が経過しました。プランターの中はご覧の有様です。わっさわっさしすぎて、ちょっと引いてます。育つの早過ぎないか、これ。

▲わっさ~。サスティーが埋もれてしまいました

密集してきた上に風で茎同士が絡み始めてしまったので、間引きも兼ねてちょっと早めの収穫を行いました。大体15センチ前後とスモールサイズですが、見た目はもう立派なパクチーです。

▲本来は25~30センチあたりで収穫します

パクチーの食べ方は色々ありますが、ここは定番メニューのひとつであるフォーへの投入を決定。こちらも100均や業務スーパーなどで手軽に入手できるようになりました。チキン風味ということで、冷蔵庫に残っていた鶏もものひき肉を使ってみることに。

▲ちょっとわくわくしてきた

お湯を沸かしている鍋にひき肉を肉団子にして投入。しばらく沸騰させて肉団子に火が通ったところを見計らい、フォーを入れて1分少々煮込みます。主役のパクチーも、食べやすい大きさにザク切りしておいてと…。

▲何とも味気ない素フォーでしたが…

▲パクチー山盛りでテンション激上げ!

原価だけなら200円とちょっと、何とも立派すぎるフォーに変貌しました。気になるパクチーですが、フォーのスープに埋もれることなく香り、苦みともにしっかりと自己主張。もう素フォーには戻れません。うまし!

3分の1ほど収穫しました。まだまだ一杯残ってます!

 

【次ページ】お待ちかねのペヤング登場!もはや麺が見えない!

この記事のタイトルとURLをコピーする