■好き放題にリクエスト
最初の電話から2週間後の5月某日。
モノグッズの甲斐さんが徳間書店にやってきた。送ったラフをすぐにデザイナーに投げたらしく、イメージが上がってきたというのだ。
おぉ!ちゃんとしてる! 素人の落書きとは大違いだ(あたりまえ)。イラストをもとに甲斐さんが詳しく説明してくれた。ここがこうで、そこはこうなってて…。
あ、甲斐さん。それね、そうじゃないんですよ。えーとですね、そこ違うんです。それはこうして…、あとここはもうちょっと入れたいなぁ…。それとここのカタチがですね…。
「なんとなく分かりました。いまいただいたモノを、で・
へ? 本当に作るんですか?
「だって、ちょっとおもしろそうじゃないですか」(ニヤリ)
いやもちろん作ってもらえるのならうれしいんですが、いいのだろうか、こんなにトントン拍子に話が進んで…。
「じゃあサンプルができたらまた連絡しますね! 早くサン
そう言い残して去っていく甲斐さん。あぁどうしよ。なんかえらいことになってきたぞ…。
>> 理想の財布のサンプルが完成! ―「小さい財布」製作日記②
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(取材・文/&GP編集部 円道秀和 写真/松山勇樹)